はじめに -効果的な練習方法-

まずは正しく意図を伝えるために、これらのフレーズを、音声を参考にしながら定型文としてしっかり覚えましょう

次に「コミュニケーションスキル」も同じくらい大切。おすすめなのは練習相手を見つけることです。

できるだけゆっくりはっきりと、強弱を付けながら、相手の目を見て話します。日本人にとってはオーバーアクションなくらいが伝わりやすいです。

練習相手からフィードバックをもらえると尚良いです。練習相手がいない場合は鏡の前で練習するのもおすすめ。

準備ができたら、Now let’s practice!

会議前に英語でスモールトーク

まずは参加者が集まりきっていない時などの雑談に使える表現です。ここで少しでも参加者と打ち解けておくと、緊張がほぐれます。

It’s wonderful to see you again.

またお会いできてうれしいです。


I’ve heard a lot about you.

お噂はかねがね伺っております。


Are you still working at…?

今も●●(場所、部門など)で働いているのですか?


Are you still in touch with…?

今も●●さんと連絡をとりあっていますか?

会議の進行:まずは英語で自己紹介

メンバーが揃ったところで、まずは自己紹介するときの表現を押さえましょう。

I’m Eri Sato, and I’m in charge of Marketing.

佐藤絵里です。マーケティングを担当しています。


Some of you may already know me. My name is Eri Sato.

もうご存じかもしれませんが、佐藤絵里です。

※すでに会議などで2、3回顔をあわせているときに使うフレーズです。

会議を始める

いよいよ会議を始める、というときに使えるフレーズです。挨拶、注意喚起、発表者に発表を促す表現などを確認しておきましょう。

Let’s get down to business.

本題に入りましょう。


Shall we start / begin?

はじめてもよろしいですか?


Let’s move to the first item.

では、最初の議題に入りましょう。


Ms. Sato, could you start please?

佐藤さん、始めてもらえますか?


Good morning / afternoon everyone.

みなさん、おはようございます/こんにちは


Thank you very much for coming to this meeting.

お集まりいただき、ありがとうございます。


Thank you for your time today.

今日はお時間いただき、ありがとうございます。


May I have your attention, please?

みなさん、よろしいでしょうか?


I’d like to get things started.

それでは、始めたいと思います。

会議の趣旨・議題を提示する

会議を催す目的、議題を最初に示すことで、効率的な会議を実現できます。

The purpose of this meeting is to discuss the new project.

この会議の目的は、新プロジェクトについて話し合うことです。


We are here today to discuss the new project.

新プロジェクトについて話し合うためにお集まりいただきました。


The reason I have called this meeting is to discuss the new project.

この会議を開いたのは、新プロジェクトについて話し合うためです。

アジェンダ発表の例

※プレゼンテーションのトピックスは3つにするのが効率的です。なぜなら3という数字は印象に残りやすいですし、リズムがとりやすいので効果的な印象をあたえます。イントネーションは1番目と2番目最後のフレーズをやや上がり目、3番目を下がり目で発音するとメリハリがついて効果的です。この手法はAppleのスティーブ・ジョブスも使っていました。下記例文の音声のbudgetscheduleのイントネーションが上がり目になっているのを注目して聞いてください。

The agenda for this meeting is as follows:

First, I’d like to start with the new project’s budget.


Then, Michael will tell us about the project schedule.


Finally, we will decide the action plan.

会議の議題は、以下の通りです。
最初に、新プロジェクトの予算について、
次にマイケルがプロジェクトのスケジュールを説明します。
最後に、新プロジェクトのメンバーについてです。

質問をする・質問を促す

発表で分かりづらい点を聞いたり、参加者からの質問がないか積極的に聞いてみましょう。

Do you have any questions?

質問はありますか?


May I interrupt?

ちょっといいですか?


I have a question.

質問があります。


I’m not sure I understand. Do you mean…?

ちょっとわからないのですが、●●という意味ですか?


I don’t understand…

●●について、よくわかりません。


Could you explain that again, please?

もう一度、説明いただけますか?


Could you give us some more details?

もう少し詳細を教えていただけますか?


May I ask your opinion?

あなたの意見はいかがですか?


Do you have any thoughts regarding…?

●●についてどう思われますか?

提案・意見を求める

What do you think we should do?

私たちはどうすべきだと思いますか?


How would you suggest that we solve this issue?

この問題をどう解決したらよろしいでしょうか?

会議後のTO DOを明確にする

I’d like everyone to research the market before the next meeting.

次の会議までにマーケット調査をお願いいたします。
※部下や同僚に言うやや強い表現です。


Could you research the market before the next meeting?

次の会議までにマーケット調査をお願いできますか?
※よりフォーマルな表現です。

会議を締める

会議の結びに使える表現です。

May I ask for two or three comments before we close?

会議を終える前に、ご意見をいただきたいと思いますが…?


I think we’ve covered everything.

話し合いは以上です。


This concludes our meeting.

では、会議を終わります。


Thank you for your participation today.

みなさんのご参加、ありがとうございました。

会議後にランチに誘う

午前中最後の会議が終わったら、そのままランチに誘ってみてはいかがでしょうか?ネイティブ同士が使う自然なフレーズをご紹介します!

What are you doing for lunch after this?

この(会議)後のランチどうしますか?


Do you have any plans after this?

この(会議)後、どうしますか?


Are you free after this?

この(会議)後、時間ありますか?


Have you had lunch already?

もうお昼食べた?


Let’s grab something to eat.

ランチにしましょう!

【コラム】会議を仕切る3つのメリット

英語力に自信がない人にとって、自分から話すことには3つのメリットがあります。

1.会話をリードできる

英語力が低いうちは、いきなり相手から英語で話しかけられると、聞き取れず焦ってしまいます。

外国人:What do you think?
あなた:Yes, Yes. (とりあえずうなづいておこう…)

しかし、これがもしあなたから話かけていたらどうなるでしょうか?


あなた:What do you think?
外国人:Well, in my opinion….

あなたが質問しているので、当然、今何について話しているのかあなたは分かっています。多少聞き取れない単語があっても、大筋が分かるのと分からないのでは大きな違いですよね。

相手の発話を受け身で待つよりも、自分から積極的に仕切る方が、会議の内容をより深く理解できます。


2.相手からの信頼が高まる

会議で発言しない人は、相手から「何も考えていない人」と見なされることもあります。

すると意見を求められることが減り、ビジネスにおける影響力も下がってしまいます。

逆によく発言する人は「自分の意見がある人」と見なされ、意見を聞かれやすくなります。さらに、その内容に一理あれば信頼が高まります。

英語が拙いからと消極的にならず、どんどん発言することが、影響力と信頼を高める近道です。


3.英語に自信をつけることができる

たった1つのフレーズでも自分から質問し、相手に意図が通じることは成功体験です。

人間の脳は感情や成功体験とつながる経験を忘れにくくできているので、この体験を重ねれば重ねるほど自信に繋がります。

英語の会議が毎週行われるなら、それは素晴らしいチャンス。今回発言できなかったことを次回までに調べて発言する、というステップを繰り返せば、着実に英語力を向上させることができます!

******

いかがでしたか?ここに紹介したフレーズを全部覚えれば、会議での発言の「一言目」は迷わず言えるようになると思います。

ただしその後、本題であるプロジェクトの説明をするため、予期せぬ質問に答えるためなどには、やはり英語力の底上げが必須。

効率的に英語力を伸ばすために、みなさんの業務に特化したビジネス英会話レッスンを受けるのも良いかもしれません。現在ベルリッツでは教室・オンラインで無料体験レッスン行っているので、興味がある方は気軽にご相談ください。

この記事をヒントに、英語の会議を率先して仕切り、英語力と発言力を高めていただけたら幸いです。

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