外国の企業に電話を掛けたり受付で担当者を呼び出すときに、相手の名前がわかっているときには、「May I speak to Mr. Carter」などと伝えることができます。 では、相手の名前がわからない時、「担当者」を英語の用語でどうでなんと表現するかわかりますか?
よく知られているのは”person in charge”という表現です。 例えば、面接を受けに行って、受付で人事部の担当者を呼び出すときには “I would like to speak to the person in charge in HR.” (人事ご担当者様はいらっしゃいますか?) などと言います。部署が分かっていて、責任者を出してほしい時には有効な表現です。
ところで、”person in charge“はある程度役職のある方、責任者をイメージさせる言葉だということをご存知でしたか? その部署の誰か、ということであれば、口頭での呼び出しならば、”someone in (部署名)”という言い回しも便利です。 「部署名+representative」を使うのが自然なシーンもあります。
Dear Sir or Madam,(ご担当者さま) To whom it may concern, (ご担当者さま)
<ワンポイントアドバイス> メールの宛先には、最後に「,(カンマ)」をつけます。
My name is Hiroshi Tanaka. I will be taking over the project. 新しくこのプロジェクトの担当に就任いたしました田中博です。
<ワンポイントアドバイス> 「will be」を使うことでより丁寧な表現になります。
・担当者変更をメールでお知らせする場合 Subject: New account manager (メールのタイトルなどに使用する場合) 件名:担当者変更の連絡
We would like to announce the following personnel change. Mr. Hiroshi Tanaka will be taking over as account executive. 担当者の変更をお知らせします。田中博が営業担当の後任となります。
・電話の場合
Hello, my name is Hiroshi Tanaka. I looked at the recruitment information on your website and I would like to speak to the person in charge in HR.
<ワンポイントアドバイス>
「person in charge」はある程度役職のある方を指します。電話や訪問では、「someone in (部署名)」など、「(対応してくれる)誰か」を使います。
「representative」は「代表者」を示す単語です。つまり「部署名 representative」でその部署の担当者を指すことができます。「sales representative(営業担当者)」なら、「sales rep.」と略すのが一般的です。