同じ内容の会議でも日本語なら自信を持って発言できるのに、英語だと無口になってしまう方、多いのではないでしょうか?
「会話のペースに着いて行くのが大変で、なんとか発言しようと思ったら他の話題に移ってしまった」
「英語というだけで聞き取れないし発言もできない。仕事ができない人のように思われてしまうのが辛い」
このように感じている人、少なくありません。この記事ではビジネス英語や会社研修の実績が高いベルリッツが、英語の会議で自信を持って発言できるようになるコツと実用的なフレーズを紹介します。
同じ内容の会議でも日本語なら自信を持って発言できるのに、英語だと無口になってしまう方、多いのではないでしょうか?
「会話のペースに着いて行くのが大変で、なんとか発言しようと思ったら他の話題に移ってしまった」
「英語というだけで聞き取れないし発言もできない。仕事ができない人のように思われてしまうのが辛い」
このように感じている人、少なくありません。この記事ではビジネス英語や会社研修の実績が高いベルリッツが、英語の会議で自信を持って発言できるようになるコツと実用的なフレーズを紹介します。
会議で発言することの意義は、その人が育った環境や文化により異なります。
一般的に欧米人は、色々な意見を取り入れることで議論が建設的に発展することを良しとします。英語圏では幼いころから自分の意見を述べたりディベートしたりする機会が多く設けられているのもそのためです。
一方で日本人は協調性や統一性を重視した教育を受けているため、我先にと意見することが少ない傾向にあります。それでも社会人として会議に参加するとなると、ある程度は自分の意見を伝えることの重要性に気が付きますよね。
英語の会議となると様々な文化圏の人が参加するので、さらにクリエイティブなアイデアや解決策を出すことが求められます。でも英語に苦手意識があることで、日本語の会議なら発言できそうなことも言えなくなってしまい、結果的に「意見が無い人」というレッテルを貼られかねないのです。
それでは、ただでさえ意見を言うのが苦手な傾向にある日本人が、英語の会議で存在感を示すには、どのような工夫をすればいいのでしょうか?
それでは英語の会議で発言をするのに役立つ、5つのコツを紹介します。
ここで紹介するコツを身につけると、英語の会議で発言するのが苦でなくなります。それでは具体的にひとつずつ解説します。
事前準備の大切さを表す言葉に、アメリカの16代大統領エイブラハム・リンカーンの言葉があります。
”Give me six hours to chop down a tree and I will spend the first four sharpening the axe.”
「木を切るのに6時間貰えるなら、最初の4時間は斧を研ぐのに費やすだろう」
この言葉は、本番よりも準備に時間をかけることの大切さをあらわしています。これは会議でも同じです。
質問や発言したい点をメモする
議題をしっかり理解していれば、聞き取れない単語があっても概要は分かります。そうすると発言もしやすくなるでしょう。またメモは英語で箇条書きに、各議題においてアイディアや質問したい点は具体的に文章を考えておきましょう。
その際に、記事後半のフレーズ集をご活用ください。フレーズは暗唱できるまで練習しておくと自信に繋がります。
質問は、会議中に他の参加者に対して「意欲」や「興味」を見せる、最も分かりやすい言動と言えます。良い質問であれば付加価値をもたらすこともできます。
ただもちろんTPOに合わせることも大切。ではどのように質問をすれば良いのでしょうか?うまく質問するコツを紹介します。
他にも、会議の中で疑問に思ったことをストレートに質問したり、事前準備中に疑問に思ったことを質問したりすることもできます。
また単純に英語が聞き取れなかった場合は、聞き返してOKです。それで相手をイヤな気持ちにさせることはありません。逆に分かったふりをして同調したり、後に指名された際に分かっていないことが判明したりするほうが仕事に悪影響です。
英語には言葉のニュアンスを知らずに使うと悪い印象を与えてしまうものがあります。例えば「Maybe」や「I think」やなどです。詳しく解説しますね。
Maybeは「おそらく」「たぶん」「〜かもしれない」といった意味合いです。ビジネスシーンでも普通に使いますし、失礼な言葉ではありません。
でもMaybeという言葉は、場合により「消極的でやる気がない」と思われることがあるので注意が必要です。例えば、
Are you interested in joining the new project?
あなたは新しいプロジェクトに参加することに興味がありますか?
という質問に対して、
Yes. Maybe I’m interested.
はい。興味があるかも知れません。
と答えたら、英語圏の人には「内容によっては参加したい(あまり参加したくない)」と思われてしまいます。言葉のニュアンスを正確に理解していない場合は、注意が必要な言葉です。
こちらも使い方によっては誤解を与えるので注意が必要です。例えば、
I think I can do it.
私はできると思います。
と、
I can do it.
私はできると思います。
の2つの文章。翻訳すると同じですが、これらは全く異なることを伝えています。何か業務を任された場合、後者に比べて前者は「できない可能性もある」と自信の無さや責任感の無さを示してしまうのです。
このようなニュアンスというのは学校の教科書で学べないことが多く、ハードルが高いように感じますよね。ベルリッツのビジネス英会話では「予算についての会議」や「プロジェクトの進行具体の発表」など、あなたが英語を使う状況に完全カスタマイズ。そのうえでロールプレイなどの実践練習を行います。無料体験レッスンも行っています。
エグゼクティブ・コーチのジョエル・ガーフィンクル氏によると、発言するのを待てば待つほど、自責の念を生み、引っ込み思案になる時間が長くなり、会話に参加するのが難しくなるそうです。共感できる方、多いのではないでしょうか?
その対応策として、自分が最初に発言することで会話の主導権を握る方法があります。
人が発言した後に、その意見を覆すために持論を受け入れてもらうのは相当な労力が求められます。また直前に発言した人の意見に対するコメント力も求められますよね。
そうなる前に自分から発言するのです。しっかり意見を持っている人という周囲からの良い評価を得ることもできるので、スマートな選択肢といえます。
良くも悪くも、あなたが英語が苦手なことを、多くの同僚や取引先は分かっています。
事前準備を徹底し、聞き取れなかったら分かったふりをせず正直に聞き返し、しっかり意見を伝える姿勢を持てば、ほとんどの人が好感を持つでしょう。そしてちゃんと耳を傾けてくれます。
一番大切なのは「話す内容」です。流暢さやネイティブっぽい発音ではありません。シンプルな単語だけを用いて話しても良いので、はっきりとした発音で丁寧に話すのを心がけましょう。
苦手なことにもチャレンジする姿勢は、英語圏では評価されます。「あの人英語下手だったな」なんて思われることはありません。それよりも発言の内容や、意見を持っていて信頼できる人という印象が残ります。どんなに英語が苦手でもまずは頑張って発言することがとても大切なのです。
ここからは会議の発言に役立つフレーズをいくつか紹介します。
の3つに分けて紹介するので、暗記するまで練習して自信を付けましょう!さらに多くのフレーズを覚えたい方は、進行から発表まで会議に使える例文集【音声付き】も参考にしてくださいね。
質問をするときには、「なぜその質問をしているのか」という理由を補足すると、スムーズな流れで会議が進行します。
I don’t think I fully understand what you mean. Could you please elaborate on that?
おっしゃることが完全には理解できていないのですが、もう少し詳しく説明していただけませんか?
If I understand you correctly, you are saying…, is that correct?
私の理解が正しければ、あなたがおっしゃっていることは……で合っていますか?
I missed that unfortunately. Could you say it again, please?
残念ながら聞き取ることができませんでした。もう一度言っていただいてよろしいですか?
日本語でもそうですが、質問をするときは枕詞(まくらことば)を使うとうまくコミュニケーションがとれます。
会議で自分の意見を主張したいとき、どのように伝えれば良いでしょうか?上から順番に、1つ目の文章は強く主張したいとき、2つ目と3つ目の文章は「あくまで自分はこう思う」と伝える時に使えます。
I have no doubt that this project will be a success.
このプロジェクトが成功することを確信しています。
It seems to me that something is wrong.
私には何かが間違っているように思われます。
From my point of view, I think it's a great idea.
私の考えとしては、とてもいいアイデアだと思います。
話に割り込むのは、うまく行わないと発言者の気分を害してしまうばかりか、会議全体の雰囲気を悪くしてしまうことがあるので要注意です。
以下のような枕詞を用いて断りを入れたうえで、話を割って入るように心がけましょう。
Excuse me but may I jump in here?
すみませんが、会話に加わってよろしいですか?
Excuse me for interrupting. Could we move on to the issue X?
話を遮って申し訳ありません。Xの議論を始めてもよろしいですか?
I don’t mean to be rude, but I’d like to ask a question.
失礼かもしれませんが質問させてください。
この記事では英語の会議への苦手意識を克服する5つのコツを紹介しました。
繰り返しになりますが、英語が苦手であっても発言することに意味があり、そのほうが周囲からの評価は上がります。
それでもまずはもう少し英語に自信を付けたい!という方は、外国人と1対1でのアウトプット練習もおすすめです。ベルリッツにはビジネス英会話に特化したレッスンがあります。興味がある方はぜひ無料体験・受講相談にお越しください。
みなさんの「英語の会議が辛い」という気持ちを少しでも克服できるよう、応援しています。
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