1. レベルダウンテクニック

レベルダウンテクニックとは対等な英語コミュニケーションが困難な時に使うテクニックで、相手の英語レベルを自分に合わせてもらうテクニックです。
相手の英語を聞き取れないまま交渉を続けるようなことだけは避けなくてはなりません。英語の交渉に自信のない方は特にレベルダウンテクニックを使うように心がけましょう。
それではこのテクニックの具体的なフレーズを紹介します。

Just a minute… You’re speaking too fast for me.

ちょっと待ってください。私には速すぎて(聞き取れません)。


Wait a second… Could you slow down a little?

ちょっと待ってください。スピードを落としてください。


Sorry. Could you speak a little more slowly please?

ちょっと待ってください。もっとゆっくり話していただけますか。


Sorry. I didn’t catch what you said.

ごめんなさい。あなたのおっしゃったことが聞き取れませんでした。

2. 自分の意思・条件を伝える、相手の意思・条件を聞く。

今回は主に値引き交渉・契約交渉の時に使う具体的なフレーズを中心に紹介します。
交渉の場では、将来起こりうるあらゆる状態を想定して契約条件や期間などをつめていく場合に役立つフレーズです。また交渉の譲歩のフレーズも合わせてご紹介します。


値引き交渉の場合

That’s expensive. Could you lower the price?

値段が高いです。もう少し安くしてください。


Could you be a little more flexible (about the price)?

価格の余地を聞く(もっと安くなりませんか?)


How much would we need to pay during the trial period?

トライアル期間の金額はどうなりますか?


How do we benefit if we sign up during the campaign period?

キャンペーン期間に契約すると、特典はありますか?


契約に関する交渉の場合

What can you offer?

何か提案はありますか?


Could you give it to us on a free three-month trial?

最初の3ヵ月はトライアルで無料にしてください。


Are the fees for this service fixed or contingent on success?

このサービスは固定報酬ですか?それとも成功報酬ですか?


Could we switch from a fixed fee to a contingent fee based arrangement?

固定報酬から成功報酬にしてくれませんか?


There is no obvious benefit. Can you offer us a little more?

それでは利益がでません、もう少しいただけませんか?


Would it be possible to extend the length of the contract?

契約期間を延長していただけないでしょうか?


Could we reduce the length of the contract from one year to six months?

契約期間を一年から半年にしてくれませんか?


What would be the length of the contract based on those terms?

この条件だと契約期間はどうなるのですか?


How about these terms?

この条件はどうですか?


I’m sorry. It seems we are unable to come to an agreement.

これ以上取引できません。


譲歩に関するフレーズ

We can be flexible about (the length of the contract).

(契約期間)については譲歩することが可能です。


I’m afraid that we wouldn’t be able to agree to those terms.

それらの条件は譲歩する事はできません。


We appreciate that. Thank you.

その条件を譲歩していただき感謝いたします。(相手が譲歩してくれた場合)

3. 不明点を明確にする。

交渉時に不明な点を残すわけにはいけません。そういった時に役立つ「確認フレーズ」を紹介します。
また交渉でよくあるのが「上司に相談させてください」といった表現です。交渉においては自分で判断できないシチュエーションもあります。不安なまま「Yes,Yes・・・」など言うことがないようにそういったフレーズも覚えておきましょう。


Just let me check that…

このことについて確認させてください。


Could I just confirm?

確認させていただいてもいいですか?


Could I confirm my understanding?

私の理解を確認してもいいですか?


So what you’re saying is…

・・・について確認させてくれますか?


So let me get this straight…

・・・は確かですか?


Let’s just check we all have the same understanding of what we’ve agreed…

・・・の合意事項を確認させてください。


Could you explain that word?

その単語を説明していただけますか?


What do you mean by…?

・・・はどういう意味ですか?


I don’t understand…

・・・を理解できません。


その場で返事ができない時(自分で判断できない場合)

Could you let me check with my boss about this?

この件は上司に確認させてください。


Please contact the person responsible for more information.

詳細については担当に確認させてください。


Please let me consider (that price) and I’ll get back to you.

(価格について)は社内で検討させてください。

 

いかがですか?英語の交渉(ネゴシエーション)に役立つフレーズを紹介しました。
英語力が低いうちは、事前にどれだけ準備ができるかによって交渉も変わってくるものです。
目をつぶって交渉の状況を想像しながら、本日のフレーズをシチュエーションの中で繰り返し音読をしてみてください。
次に、顔の表情やジェスチャーをつけて、鏡の前で練習することをおすすめします。オーバーアクションなくらいがちょうどいいです。そのほうが相手に理解してもらいやすく、説得力も増します。

* * *

さらにリアルなシチュエーションでネゴシエーションスキルを磨きたい方向けには、ベルリッツのグローバルビジネススキル研修がおすすめです。
交渉を成功に導くために目的を設定し事前準備するところからシミュレーションし、取引や譲歩に必要な表現を理解し有利に交渉を進めるスキルを磨くコースになっています。

ベルリッツブログでは、引き続きビジネスシーンに役に立つコンテンツを提供してまいりますのでお楽しみに!

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