海外取引先との初めての商談や採用面接、海外の本社から社員が来日するときなど、初対面の外国人と会うときには緊張してしまうものですよね。
そこでこの記事では、外国人に初対面で好印象を残すための「ふるまい方」や「仕草」を6つ、さらに良い印象を与えられる英語フレーズを紹介します。
一方で自己紹介に使える英語フレーズに特化した記事もあるので、こちらも参考にしてくださいね。
海外取引先との初めての商談や採用面接、海外の本社から社員が来日するときなど、初対面の外国人と会うときには緊張してしまうものですよね。
そこでこの記事では、外国人に初対面で好印象を残すための「ふるまい方」や「仕草」を6つ、さらに良い印象を与えられる英語フレーズを紹介します。
一方で自己紹介に使える英語フレーズに特化した記事もあるので、こちらも参考にしてくださいね。
相手に対する第一印象は、出会って数秒で決まると言われています。
心理学用語の「初頭効果」は、初めに提示された印象がよく記憶されやすい傾向にあることを意味します。
ポーランド出身の心理学者であるソロモン・アッシュが行った初頭効果の実験では、人は最初に受け取った印象が強く残り、その後の評価にも大きく影響することが証明されました。
アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」では、人とコミュニケーションを取るときに影響する割合は「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「言語情報」が7%であると言われています。
つまり、非言語コミュニケーションである「視覚」と「聴覚」が9割以上を占めており、いかに外見や態度、話し方などが重要であるかが分かります。
「第一印象が大事」と分かってはいても、自分が周りからどのような第一印象を持たれているのか、そして具体的にどのようにして好印象を得たらよいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
特に異なる文化背景を持つビジネスパートナーとの初対面では、ビジネスチャンスにつなげるためにも好印象を残したいものですよね。
ここでは、第一印象を左右する6つのポイントをご紹介します。
一般的に、日本人は欧米や英語圏に比べ、アイコンタクトの頻度が低いとされています。
これは文化的慣習によるものですが、外国人にとってアイコンタクトはコミュニケーションのひとつ。アイコンタクトをしないと、不信感を感じられてしまったり、話に興味がないと受け取られたりしてしまう可能性もあります。
外国人とコミュニケーションを取るときには、意識的にアイコンタクトを取るように心がけ、目が合ったときには軽く微笑むようにすると好印象を与えられるでしょう。
また、握手をする際にもしっかり相手の目を見て握手をしましょう。
相手の目を見ることで、相手に関心があるということを示すことができます。
各国の首脳同士が会談でアイコンタクトを取りながら握手をしていたかどうかは、ニュースになるほど信頼関係に関わる重要なポイントです。
初対面同士ではお互いに多少の緊張はあるものですが、あたたかい、フレンドリーな笑顔は、相手に安心感を与え、円滑なコミュニケーションを行う糸口になります。
注意したいのは、日本人がやりがちな「照れ笑い」です。
プレゼンテーションで人前に立つときに恥ずかしいからと照れ笑いをしてしまうと、外国人にとっては自信がない、真剣さがない、というふうに受け取られてしまうので注意しましょう。
身だしなみはビジネスマナーの基本中の基本。
日本同様、男性は清潔感のあるビジネススーツが基本となりますが、女性は欧米の場合は多少華やかな色合いでも問題ありません。アジア圏やイスラム圏では日本と同程度の色合いが良いでしょう。
特に気をつけたいのは、デンタルケアです。
アメリカをはじめ、多くのヨーロッパでは日本よりも各段にオーラルケアが進んでおり、歯をきれいに保つことは「信頼」や「自己管理ができている」という印象を与えます。
口臭対策はもちろん、日頃から歯のメンテナンスを行いましょう。
一般的に日本人は表情をあまり表に出さず、話している間に手を大きく動かしたり、大きなリアクションを取ったりということは多くありません。
日本語という言語そのものも間接的で、遠回しに相手に察してもらうような表現が多いです。反対に、英語は直接的な表現が多く、体や表情、声の抑揚を大きく動かして表現する言語です。
そのため、日本人にとってボディランゲージはどちらかというと苦手分野と言えるかもしれません。
ボディランゲージは非言語コミュニケーションにおいてパワフルに作用します。
自信を表現するには以下のボディランゲージが有効です。
反対に気をつけたいのが、日本人がやりがちな「あいづち」です。
あいづちを頻繫に打ってしまうと、すべてに同意をしていると誤解を与えるだけでなく、会話を早く終えたいという印象を与えてしまいます。
あいづちは相手の話を遮らずに重要な点でのみ打つようにし、あいづちの代わりに、「I see. (なるほど)」や「Right.(そうですね)」といった返答をするようにしましょう。
ビジネスにおいて自信を持った立ち居振る舞いは、言葉にも説得力が生まれ、洗練されたプロフェッショナルに映ります。
英語を学んでいる間は、「海外の取引先との会議で発言できない」「英語がうまく話せない」と言った壁が立ちはだかるものです。
しかし、前述したように「メラビアンの法則」では「視覚」と「聴覚」からの情報が9割以上を占めています。
コミュニケーションは言葉だけで行われているのではなく、相手はあなたの表情や声のトーン、姿勢や立ち居振る舞いから読み取っています。
これらを駆使しながら、「相手にどう見られているか」よりも「相手に何を伝えたいか」を意識して自分の意見を伝えていきましょう。
欧米諸国では個人主義や多様性に、日本では集団主義や調和に重きを置いています。
日本人特有の輪を重んじ、周囲に合わせるという文化はチームが破綻しづらく、マネジメントしやすいという長所がある反面、調和を重んじるがゆえに秀でた才能を生かせないという短所があります。
英語圏をはじめとする欧米諸国では、集団性よりも個人の主張を尊重するように教育されており、日本のように「新人だから意見を言えない」「発言する立場じゃない」と謙遜する文化はありません。
海外の取引先との会議やプレゼンの場で人を惹きつけるには、自分らしさを存分に出し、個性を主張したユニークなものの方が好印象を残すことができるでしょう。
良い第一印象を与える方法が分かったところで、次は実際に使えるフレーズを学んでいきましょう。
その前に、ぜひこちらの動画をご覧ください!
皆さんはこのようなシチュエーションに遭遇したことはありませんか?
彼女のように、気まずい雰囲気のまま会話を進めることにならないよう、以下のフレーズを覚えてみてください。
初対面の人が集まる場面では、緊張を解きほぐしていくためにアイスブレイク(icebreaker)と呼ばれる手法が有効です。
アイスブレイクでは、基本的な自己紹介、同僚の紹介から始め、当たり障りのない天気や仕事、休暇についての話題が有効です。
会話の途中では、相手の意見に関心を持ち、尊重していることを示すフレーズが円滑なコミュニケーションに効果的です。
英語での会話の締めくくりにも、気の利いたフレーズを使って良い印象を残せるように心がけましょう。
いかがでしたか?
就活のときに面接でのマナーを学んだように、歴史や文化背景が違う海外の人に好印象を持ってもらうためにはちょっとしたコツがあります。
第一印象で好印象を与えれば、大きなビジネスチャンスにつながるかもしれません。
ぜひこれらのポイントを踏まえて、採用面接や新規取引先とのやり取りに活かしてください。
無料体験レッスンは、教室・オンラインをご用意。
一部のプログラムは、無料オンライン体験または受講相談のみとなる場合がございます。