苦手ポイント別学習方法
ここでは、中学生が英語で苦手に思う点をどうやって克服すればよいか?4技能5領域のスキルごとに、適切な学習方法を解説いたします。
ライティング
英語のライティングを上達させるには、日本語でもそうですが、とにかく書き続けることが最も手っ取り早い方法です。
ただし、英語の場合、文法知識が定着しておらず語彙力が少ない段階だと、自分が書いた文章を自分で修正することは簡単ではありません。
家庭教師や学校の先生に自分が書いた文章を添削してもらい、誤った箇所を修正してもらう。そして、間違った箇所をノートに取るなど、同じ過ちを繰り返さないようにすることが大事です。
文法は、できるだけ自分にあった参考書を選んで、それを繰り返し学習することで定着し易くなります。
自信が持てるようになるまで、一つの参考書をマスターできるくらいに繰り返して勉強するようにしましょう。
また、ライティングは、プルーフリーダーや英文校正サービス、アプリなどを活用して、誤った箇所を見つけて修正することもできます。
海外製で優れた校正能力を持つアプリも存在しますので、そういったものを入手して自分が書いた文章をチェックするのもありです。
いずれにせよ、他人かアプリといった第三者に、お子様が書かれた文章をチェックさせて、間違いやすい箇所を指摘してもらい、同じ間違いを繰り返さないように学習することがオススメのライティングの勉強法です。
リスニング
リスニングは、どうしても最初は英語を聞くことに慣れていないので、慣れるまで繰り返し聞いて勉強することが大事です。
なかでも、オススメのリスニングの上達術は、自分が興味のある分野を英語で解説している動画を見て勉強することです。
自分が興味を持っている分野だと、動画を見て勉強するのが嫌になりませんし、自然と語彙力が増えます。
可能ならば、字幕の入っている動画を活用することができれば、聞き取れない言葉でも文字を目で追うことで内容を理解できますし、繰り返し聞き取れない言葉を聞くことで、リスニング力があがります。
ぜひ、好きな分野の字幕がある動画で勉強するようにしましょう。
スピーキング1(やりとり)
英語でやりとりするのに最も効率的な勉強方法は、英語しか話さない外国人の家庭教師を採用して、スピーキング力を磨くことです。
英語を聞きながらそれをまねして発音するシャドーイングを取り入れるのも一つの手です。
相手の言うことを聞き取ることでリスニング力もあがりますし、自分が言いたいことを相手に英語で伝えられるようになると、英語で話すのが楽しくなり、スピーキング力があがります。
ネット上で英語の家庭教師とマッチングしてくれるサービスもあるため、知り合いに英語が教えられる外国人がいない場合は、そういったサービスを利用するのも手です。
スピーキング2(発表)
英語で発表するのによい方法は、原稿を英語で書いて、それを覚えて、何も見ずに話せるようになることです。
ポイントは、あまり文法や発音の正確さにこだわりをもって勉強しないことです。
あなたが話しやすい言葉で、端的に説明できるような原稿づくりを心がけましょう。
口頭で伝えることなので、多少文法がおかしくても大丈夫です。
そして、原稿ができあがれば、その内容が自然と口から出るようになるまで、繰り返し声に出して練習をするのが、最適なスピーキング(発表)の学習方法だと言えます。
リーディング
最後にリーディングの勉強方法です。その方法は、自分が興味のある分野の短い記事や薄い本を入手して、ひたすら読み続けることです。
ポイントはわからない単語があったとしても、辞書を使わずに飛ばし読みすることです。
前後の文章の関係から、わからない単語の意味を想像することで、その単語に関する知識が脳内に定着し易くなります。
絶対に辞書を使ってはいけない訳ではありませんが、極力想像して読むようにしましょう。
そして、一度興味を持った記事や本は最後まで読み終えることが大事です。
完読したことが成功体験となり、それがやる気を呼び、英語で文章を読むのが苦でなくなることで、リーディングの習慣が身につき、能力があがりやすくなります。