リエゾンを聞き取るための練習方法
ここまででしっかりとリエゾンの知識をインプットしたので、あとは実際に声に出してアウトプットの練習をしていきましょう。
実際の英語のリエゾンを聞き取るための実践的な練習方法をご紹介します。
練習方法①:書き取り(ディクテーション)
英語が聞き取れない理由としては、リエゾンの知識以外にも、単語そのものを知らなかったり、その単語の正しい発音を知らないということも原因に挙げられます。
その問題を解決するには、ディクテーションが有効です。ディクテーションとは、読み上げられる英語を聞き、それを文字に書き起こすという練習方法です。
これにより、聞き取れなかった単語が明確になり、リスニングにおける自分の弱点をクリアにできます。
練習方法②:音読(シャドーイング)
シャドーイングとは、読み上げられる英語に続いて音読する練習方法です。
英語の音声に合わせて正しい発音をするだけでなく、イントネーション、アクセント、リエゾンに注意して音読していきましょう。
スピードが早くついていけない場合は、急ぐあまり、発音が雑にならないように注意しましょう。
リエゾンに注意して音声を再現できるようになれば、徐々に同じスピードで音読できるようになっていきます。
練習方法③:正しい発音の学習
正確にリスニングをするには、リエゾンだけでなく、英語そのものが持つ独自の発音を知ることも必要です。
英語には、日本人にとって聞き取りにくかったり、発音しにくいとされる子音が多くあります。
例えば、[θ](例:they)と [ð](例:mother)、[s](例:see)と [ʃ](例:she)などが挙げられます。
これらを克服するには、英語のスペリングと発音の間にある法則である「フォニックス」を学ぶのが有効です。
フォニックスを学ぶことにより、耳で聞いた英語を正しくスペリングできたり、初めて聞いた英単語を正しく発音できるようになったりというメリットもあります。