永遠のお別れは、人生では避けて通れないものですが、何度経験しても慣れないものでもあります。
訃報を受け取ると、日本語であっても、何と言ったらよいのか、言葉に詰まる、という方も多いのではないでしょうか。
英語ではなおさらです。
それでも、仕事の取引先や同僚の外国人、海外の友人からご不幸があったことを伺ったら、なるべく間をあけずにお悔やみの言葉を伝えることが望ましいです。
今回は、そんな状況に備え、礼儀正しい表現から親身に寄り添う表現まで、典型的なメッセージの文例をご紹介します。
また、献花やカードの図案などに使える花もご紹介します。
文例のご紹介の前に、基本的な流れも押さえておきましょう。
1.Condolence call 電話
ご逝去された方が親しい間柄の方で、電話で連絡を受けた際は、すぐその場で、口頭にてお悔みの言葉を伝えます。
メール等で連絡を受けたときには、番号が分かれば折り返し電話を掛け、同様に直接お悔やみの言葉を伝えます。
そのとき、お葬式に伺ってよいか、よい場合は場所や日時なども確認します。
2.Condolence visit 弔問
お葬式に伺えない場合や、近隣であれば、お葬式前に弔問し、献花(flower tribute)をできるとよいでしょう。
3.Funeral service お葬式
お葬式が公開されている場合や口頭・書面で招待された場合には参列し、故人を悼みます。
4.Condolence card / Condolence message お悔やみ状/メッセージ
訪問や電話が難しいときはお悔やみのメッセージカード(condolence card)を、それも難しい場合や疎遠な相手には、メール等でお悔やみのメッセージ(condolence message)を送ります。
SNSのメッセージやブログのコメントでお悔やみの言葉を送る際には、他の方にも見られることを考慮して、定型句を上手に使えると良いですね。
この記事がエチケットと心情に配慮したコミュニケーションの一助になりましたら幸いです。