1. 会話に入る際に使う質問

挨拶を交わしてお天気の話などを終えたら、雑談を始めるために最初の質問を投げます。以下のうち、自分に関する話をしたいのならパターン①、相手に関する話しをしたいのならパターン②の質問をしましょう。

1-1. パターン① 自分に関しての話題を切り出す

自分の趣味や最近の出来事についての話をしたい場合は、以下のようなフレーズを使うと自然に話題に入れます。


By the way, did I tell you that …?

ところで・・・って言いましたっけ?


使用例

A: By the way, did I tell you that I had kids?
B: No. You do?
A: Yeah, I have three actually. My oldest son is 6.
B: I didn’t know that. Are they all boys?

A: ところで、(私に)子供がいるって言いましたっけ?
B: いえ、お子さんがいらっしゃるんですか?
A: はい。三人いまして、長男が6歳です。
B: 知らなかったです。全員男の子なんですか?

1-2. パターン② 相手に関しての話題を切り出す

相手の趣味やバックグラウンドについての話をしたい場合は、以下のようなフレーズを使うと自然に話題に入れます。


By the way, did you say that …?

ところで・・・って仰いましたっけ?


使用例

A: By the way, did you say that you had kids?
B: Yes, I have three.
A: Three? How old are they?
B: My oldest son is 6 and the other two are 4 and 3. They’re all boys.

A: ところで、お子さんがいらっしゃるって仰っていましたっけ?
B: ええ。3人います。
A: 三人?おいくつなんですか?
B: 長男が6歳で、その下が4歳と3歳です。みんな男の子なんですよ。



会話を広げる質問

上記のような子供に関する話題の中では、以下のような質問がよくされます。


Do you spend a lot of time with your children?

お子さんとはよく遊ばれるんですか?


Is he in elementary school now? / Is she in junior high school now?

(お子さんは)今小学生ですか? / (お子さんは)今中学生ですか?


It must be tough to have a child of that age!

その年頃のお子さんの世話は大変でしょう。


会話例

それではここまでのまとめとして、相手の子供についての話題を切り出すところから、会話を広げるところまでを聴いてみましょう。


A: By the way, did you say that you had kids?
B: Yes, I have two.
A: Two? How old are they?
B: My daughter is 13 and my son is 6.
A: A 13 year old daughter? It must be tough to have a daughter of that age!
B: It’s starting to get difficult. She only talks to me when she is in a good mood.
A: I see. Do you spend a lot of time with your children?
B: I play a lot with my son, but my daughter likes to hang out with her friends. I sometimes take her shopping, though.
A: That sounds fun. Is your son in elementary school?
B: No, not yet. He’s in kindergarten. He’s going to start elementary school this September.

A: ところで、お子さんがいらっしゃるって仰っていましたっけ?
B: はい、二人います。
A: 二人ですか。おいくつなんですか?
B: 娘は13歳で息子は6歳です。
A: 13歳の娘さん?その年頃の娘さんの世話は大変じゃないですか?
B: だんだん難しくなってきていますね。機嫌がいい時しか私とは話してくれないんですよ。
A: そうなんですか。お子さんとはよく遊ばれるんですか?
B: 息子とはよく遊びますけど、娘は友達と遊ぶのが好きですね。でも時々娘を買い物に連れ出しますよ。
A: それは楽しそうですね。息子さんは小学生ですか?
B: いえ、まだですね。幼稚園児です。9月から小学校に入学します。

2. 人となりを知るために質問する

相手のことが知りたくて質問をする場合、「ご趣味はなんですか?」などといきなり聞くのは不自然なので、以下のフレーズを使ってまずワンクッション入れます。


I was wondering…

そういえば聞きたかったのですが・・・


使用例

A: Hey I was wondering. Do you cook?
B: Me? No, I hardly ever cook. But I often go out to eat.

A: そういえば聞きたかったのですが・・・料理はしますか?
B: 私ですか?ほとんどしません。でも外食はよくしますよ。


話題をこのように切り出した後の質問はクッションを入れずにダイレクトに聞いてもOKです。

2-1. 趣味趣向について聞く

まだよく知らない相手の趣味や休日の過ごし方を聞く時は、以下のような質問を使ってみましょう。


What do you do in your free time?

お暇な時はなにをされるんですか?


Where do you like to hang out on weekends?

休日はどちらで過ごされるのがお好きですか?



会話を広げる質問

また、会話の中で以下のような質問を使って会話を広げます。


Who do you play (tennis) with?

どなたと(テニス)をされるんですか?


Where did you say you lived?

どちらにお住まいだと仰いましたっけ?



会話例

それではここまでのまとめとして、会話例を聴いてみましょう。


A: I was wondering. What do you do in your free time?
B: In my free time? I usually play some sport like tennis or football. I go to a tennis court every Wednesday after work.
A: That sounds fun. Who do you play with?
B: I play with my friends I made at my gym. There are 7 of us in total, and usually 4 or 5 people come after work.
A: You’re really busy on weekdays, I guess. Then where do you like to hang out on weekends?
B: On weekends? I often go to a shopping mall near where I live.
A: I see. Where did you say you lived?
B: I live 10 minutes from our office.

A: お暇な時はなにをされるんですか?
B: 暇な時ですか?普段はテニスとかサッカーとか、なにかしらのスポーツをしています。毎週水曜日の仕事終わりにテニスコートに行きます。
A: それは楽しそうですね。誰とテニスをされるんですか?
B: 通っているジムでできた友人たちと遊びます。全員で7名で、たいてい4人か5人が仕事を終えた後に来ますね。
A: 平日は忙しそうですね。じゃあ休日はどちらで過ごされるのがお好きですか?
B: 休日ですか?たいていは家の近くのショッピングモールに行きます。
A: そうなんですね。どちらにお住まいでしたっけ?
B: 会社から10分ほどのところに住んでいます。

2-2. 共通点を見つけるための質問

自分との共通点を見つけるために質問をする場合は、以下のような質問を使いましょう。


Do you … at all? / Do you ever … ?

・・・とかはされますか?



会話を広げる質問

自分の趣味が海外ドラマ鑑賞だとしましょう。会話の中で以下のような質問をします。


Have you watched Prison Break? / Have you ever watched Prison Break?

「プリズンブレイク」は見たことありますか?


Do you have a favorite episode?

お気に入りの回はありますか?



会話例

それでは会話例を聴いてみましょう。


A: By the way, I was wondering. Do you watch American dramas at all?
B: Yes, actually. I’m a big fan of 24. How about you?
A: I haven’t watched 24 but I’m watching Prison Break recently. Have you ever watched Prison Break?
B: I have. I’ve watched up to Season 5 now. Do you have a favorite episode?
A: My favorite one is the one where they find … I shouldn’t say it, though.

A: ところで、アメリカのドラマとかは見ますか?
B: 見ますよ。「24」が大好きです。健二さんは?
A: 「24」は見たことないんですが、最近「プリズンブレイク」を見ているんですよ。見たことはありますか?
B: ありますよ。今のところシーズン5までは見ました。お気に入りの回はありますか?
A: 一番好きなのはアレを見つける回で・・・って、言わない方がいいですよね。

2-3. 過去について聞く

相手のバックグラウンドが気になったら、以下のような質問を使いましょう。


How long have you lived in … ?

・・・にはどのくらい住んでいらっしゃるんですか?


Where did you live before you came to … ?

・・・に来る前はどちらに住んでいらしたんですか?


Have you … before?

… なされたことはあるんですか?



会話を広げる質問

相手が異国や別の地域から来た人だとしましょう。会話の中で以下の質問を使って話題を展開します。


How is life there?

そこでの暮らしはどのような感じなんですか?


Wasn’t it tough to …?

・・・するのは大変ではありませでしたか?



会話例

それではここまでのまとめとして会話例を聴いてみましょう。


A: So how long have you lived in Kobe?
B: Me? I’ve lived here for 2 years now.
A: That’s pretty long. Where did you live before you came to Kobe?
B: Before I came here, I was living in Singapore. I was there for 3 years.
A: In Singapore? I’ve never been there before. How is life there?
B: It’s nice. The city is clean and beautiful. People are really nice.
A: I should go there sometime … By the way, you speak Japanese really well. Have you studied Japanese before?
B: Yes, luckily, my college offered some Japanese courses. I studied for 2 semesters.
A: Really? It must be hard to learn Japanese!
B: It wasn’t easy but after I moved to Kobe, I think I learned very quickly.

A: 神戸にはどのくらい住んでいらっしゃるんですか?
B: 私ですか?もう2年ここに住んでいますね。
A: けっこう長いんですね。神戸に来る前はどちらに住んでいらしたんですか?
B: ここに来る前はシンガポールに住んでいました。3年いましたね。
A: ところで日本語がお上手ですよね。日本語を勉強されたことはあるんですか?
B: はい、運良く大学が日本語の講義をいくつかやっていまして、2学期ほど勉強していました。
A: そうなんですか?日本語を習うのは大変ではありませんでしたか?
B: 簡単ではなかったですけど、神戸に移った後はグングン上達したと思います。

3. 意見を聞く

意見を求める時は「do you think」というフレーズを質問の中に入れます。「do you think」を使った質問文の作り方は少しトリッキーなので、まずは文法のルールをサッと覚えてしまいましょう。

質問文に「do you think」を挿入する時は、単語の配列に気をつけましょう。


What do you think we can do?

(私たちに)なにができると思いますか?


× What can we do? + do you think = What do you think can we do?
○ What can we do? + do you think = What do you think we can do?


Where do you think we should go?

どこに行くべきだと思いますか?


× Where should we go? + do you think = Where do you think should we go?
○ Where should we go? + do you think = Where do you think we should go?


Do you think it will rain?

雨は降ると思いますか?


× Will it rain? + do you think = Do you think will it rain?
○ Will it rain? + do you think = Do you think it will rain?


Do you think it’s a good idea?

いいアイディアだと思いますか?


× Is it a good idea? + do you think = Do you think is it a good idea?
○ Is it a good idea? + do you think = Do you think it is a good idea?


「私にはまだちょっとややこしくて使いこなせそうにないな」という方は、以下のように、自分の考えを述べた後に「What do you think?」とシンプルに聞いてみましょう。


I think …. What do you think?

私は…と思います。(あなたは)どう思われますか?



会話例

一緒にBBQを企画している二人の会話を聴いてみましょう。お互いに意見を聞き合います。


A: So for the BBQ next month, I think we should do it on the 4th. What do you think?
B: On the 4th? I heard the weather may not be so good that day.
A: Do you think it will rain?
B: Yeah, it usually rains around that time of year. How about doing something indoors instead?
A: What do you think we can do?
B: I personally would like to go bowling with everyone. Do you think it’s a good idea?
A: Bowling sounds good. Where do you think we should go?
B: There is a bowling alley near my house. Let’s go there.

A: 来月のバーベキューのことですが、4日にやるべきだと思います。どう思われます?

4. 時事について聞く

今朝のニュースや最近の出来事を話題にしたい時は以下のようなフレーズを使って切り出します。


Did you hear about … ?

… のことを聞きましたか?



会話を広げる質問

時事に関する会話の中では、以下のような質問を使うと詳細や意見を聞き出せます。


What about it?

どういうことですか?


What do you think about it?

それについてどう思われますか?


Did it surprise you?

(それを聞いて)驚かれましたか?



会話例


A: Hey, did you hear about the tax hike?
B: No. What about it?
A: Our consumption tax is going to go to 10% up from April in 2017.
B: It is? What do you think about it?
A: Well, I don’t think we can avoid it, realistically. Did it surprise you?
B: Actually, no. Medical service is so cheap in Japan. I was surprised that it was only 5% when I first came to Japan.

A: 増税のことを聞きましたか?
B: いいえ。どういうことですか?
A: 2017年の4月から消費税が10%まで上がるそうです。
B: そうなんですか?それについてどう思われますか?
A: まあ、現実的に考えて避けられないでしょうね。増税と聞いて驚かれましたか?
B: いえ、特には。日本は医療がすごく安く受けられますから。日本に初めて来た時、消費税が5%だけだったことに驚きましたよ。

5. 予定を聞く

予定の聞き方は何パターンかありますが、今回は「are you going to …」形式での質問を練習してみましょう。

5-1. 旅行の予定を聞く

旅行の予定を聞く時は以下のような質問を使います。


Where are you going to go this summer?

この夏はどちらに行かれるんですか?



会話を広げる質問

旅先を聞きだしたら今度は以下のように詳細を聞くのが一般的です。


Who are you going to go with?

どなたと行かれるんですか?


How long are you going to stay?

どのくらい滞在されるんですか?



会話例

それでは会話の中で質問がどう使われるのか聴いてみましょう。


A: So where are you going to go this summer?
B: I’m going to take a trip to Madrid. I can’t wait.
A: That’s nice. Who are you going to go with?
B: I’m going to take my parents there. They always wanted to go to Spain.
A: I see. How long are you going to stay?
B: It’s just for 5 days, but I think it’s long enough to go around the city.

A: この夏はどちらに行かれるんですか?
B: マドリッドに旅行に行きます。すごく楽しみなんですよ。
A: それはいいですね。どなたと行かれるんですか?
B: 両親を連れて行きます。ズペインに行きたいとずっと言っていたので。
A: そうですか。どのくらい滞在されるんですか?
B: 5日間だけですが、街を一通り見るには十分かなと思いまして。

5-2. 直後の予定を聞く

現在している雑談の直後の予定を聞く場合は以下のような質問を使います。また、会話をそろそろ終わらせたいと思った時に使うと、自然と「会話が終わりそうな雰囲気」になります。


What are you going to do after this?

この後は何かご予定は?


Are you going to be busy this afternoon?

午後は忙しいんですか?



会話例

それでは会話例を聴いてみましょう。


A: So what are you going to do after this?
B: I’m thinking of getting an energy drink or something before I go back to my desk.
A: Good idea. Are you going to be busy this afternoon?
B: Not really. I just have some meetings.

A: この後は何かご予定は?
B: エナジードリンクでも飲んでから帰ろうかと思っています。
A: いいですね。午後は忙しいんですか?
B: そうでもないです。会議がいくつかあるだけです。

6. 会話を終わらせるために使う質問

雑談を数分続けて、そろそろお開きにしたい場合は、次のようなフレーズを使うといいでしょう。


Are you going to stick around a little more?

もうちょっと(この場に)いますか?


I’m going to head off. I need to ….

そろそろ行きます。… しないといけないので。



会話例

以下のように自然な流れで会話を終える方法を知っていれば、都合のいい時にいつでも会話を切り上げられます。


A: Are you going to stick around a little more?

B: Yeah, I’ll finish this (cup of coffee) and then go.


A: OK, I’m going to head off. I need to answer some emails.


B: OK. See you later!

A: もうちょっといますか?
B: そうですね。この一杯が終わってから出ます。
A: じゃあ私はそろそろ行きます。メールに返信したりしないといけないので。
B: わかりました。では!



いかがでしたか?雑談を始めるための質問や話題を広げるための質問、会話を終えるための質問など、今回ご紹介したフレーズをモノにすれば、会話の主導権はあなたのものです。
ぜひ、繰り返し練習してくださいね。

この記事では質問術について詳しく解説しましたが、英語の雑談に適した話題や逆にタブーとされている話題についての記事もあります。ぜひご覧ください。

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