英語で社長を何と言うかご存じでしょうか?
一般的にはPresidentです。人によってはCEOと言うこともありますし、なかにはPresident兼CEOと名乗る人もおられます。
日本で社長が務める業務を、欧米ではPresidentとCEOで分担するため、このように呼び方が分かれています。
また、部長も英語でDirectorだったりGeneral Managerだったり、Head of Departmentと言ったりしますが、これもそれぞれの担当業務が異なるため、このように3つの呼び方に分かれています。
ところで、なぜ取引相手の役職名と職位を正確に理解しておくことが大切なのか、理由をご存じでしょうか?
もし誤った認識のままでいると、取引相手の立場や上下関係を見間違ってしまい、思わぬことでトラブルに巻き込まれてしまうことがあるからです。
例えば、日本のある企業では、ゲストの肩書きが「Manager」だったため、課長以下で対応していたところ、実は相手の職位が部長だったことが後に判明し、先方が不信感を持ち契約が成立しなかった……という事例があります。
確認が不足していたことで、相手を軽んじてしまい、このようなトラブルが発生してしまいました。
このようなケースは極端かもしれませんが、必ず相手の役職名と職位を確認し、相手と同格以上の職位の者が対応することの重要性がよく分かります。
特に、相手が日本の企業とは異なる構造の組織を持つ外資系企業と取引を行う場合、日系企業の役職と同じ名称でも地位と権限が全く異なることもあるので注意が必要です。
トラブルを避けるためにも、役職以外にも職位とその人の権限を必ず確認することを習慣づけておくとよいでしょう。
この記事では、日本人にとって聞き慣れない英語の役職名と職位、そしてその役割を日系企業のそれらと対比させながらしっかりと解説しています。
例えば、PresidentとCEOについても職務上の役割と職位の違いについて解説しています。
また、部長を含めたその他の従業員や役員の名称と職務についても、表などを用いて分かりやすく丁寧に説明していると自負しております。
この記事を辞書のように繰り返し確認することで、ビジネス現場での行き違いやトラブルを確実に防げるようになっていただけます!
役職名や職務などのビジネス用語について知りたいことがあれば、この記事を最後までお読みいただくことで必ずあなたが求める情報が見つかることでしょう!