難易度別!英語の相槌フレーズ

まず「なるほど」「たしかに」にあたる、相手の話を聞いているよと伝えたい時に使える相槌を見てみましょう。

初級:すぐ使える基本の相槌

もっとも一般的に使われる相槌は以下のフレーズです。

ここでひとつ注目したいのが、イントネーション。イントネーションの違いで、ニュアンスや相手の受け取り方は大きく変わります。

I see.

なるほど。


Right.

そうですね。


That’s true.

たしかに。


Really?

そうなんですか?(このように語尾が下がっていると、「知らなかったけど驚いてはいない」という印象を与えます。)


Exactly.

その通りです。


I think so too.

私もそう思います。


Me too.

私もです。


イントネーションに気を付けよう

イントネーションが違うと、相槌の意味も変わってきます。

I see.

なるほど!


Right.

ですよね!


Really?

そうなんですか?(このように語尾を上げると、「えー!そうなの!?」と驚いているように聞こえます)


◆Exactly.

本当におっしゃる通り。


バリエーション

以下のフレーズは使われる頻度は少ないものの、バリエーションを持たせたり感情移入していることを伝えたりするためには覚えておくべきフレーズです。

◆Is that so? / Is that right?

そうなんですか。


◆Indeed. / Absolutely.

その通りです。


◆You’ve got to be kidding. / No way.

うそでしょ。


◆Same here.

私もです。

中級:自分も同じだと共感する

ここで紹介する相槌フレーズは全て「私もです」という意味の、共感を示す時に使います。

相手の発言で使われた構文と、こちらの相槌の構文を合わせるので少し慣れが必要です。

逆に言うと、この相槌を正しく使えるということは、相手の英語をしっかり理解できている証拠。

相手の発言が肯定文だった場合と否定文だった場合ではルールが違うので、気を付けてください。例を見ていきましょう!

肯定文に対して

A: I go to Starbucks all the time.

B: So do I.

A: いつもスターバックスに行っちゃうんですよね。

B: 私もです。

 

A: I’m a big Dodger’s fan.

B: Really? So am I.

A: ドジャーズの大ファンなんです。

B: そうなんですか?私もです。

 

A: I came to Osaka five years ago.

B: No way. So did I.

A: 大阪には五年前に来ました。

B: うそでしょ?私もです。

 

A: I was in the tennis team when I was in high school.

B: So was I.

A: 高校の頃はテニス部でした。

B: 私もです。

 

A: I’m taking a trip next month.

B: Really? So am I.

A: 来月旅行に行くんですよ。

B: そうなんですか、私もです。

 

A: I can help with the event.

B: So can I.

A: イベントのお手伝いできますよ。

B: 私もです。

 

A: I have been to Italy.

B: So have I.

A: イタリアには行ったことあります。

B: 私もです。

 

A: I would invest in East European countries.

B: So would I.

A: 私だったら東欧の国に投資します。

B: 私もです。

 

否定文に対して

A: I never go to Starbucks.

B: Neither do I.

A: スターバックスは行かないです。

B: 私もです。

 

A: I’m not a big Dodger’s fan.

B: Neither am I.

A: ドジャーズはそんなに好きじゃないです。

B: 私もです。

 

A: I didn’t go anywhere last weekend.

B: Neither did I.

A: 先週末はどこにも行きませんでした。

B: 私もです。

 

A: I wasn’t good at Math when I was in high school.

B: Neither was I.

A: 高校の頃は数学が苦手でした。

B: 私もです。

 

A: I’m not going to the party tonight.

B: Really? Neither am I.

A: 今夜の飲み会には行かない予定です。

B: そうなんですか、私もです。

 

A: I can’t help with the event.

B: Neither can I.

A: イベントのお手伝いはできないです。

B: 私もです。

 

A: I haven’t been to Italy.

B: Neither have I.

A: イタリアは行ったことないです。

B: 私もです。

 

A: I wouldn’t invest in East European countries.

B: Neither would I.

A: 私だったら東欧の国には投資しません。

B: 私もです。

 

練習問題

以下に練習問題を用意しました!全問、音声を聞いてから1秒以内にSo ___ I / Neither ___ I と相槌が打てれば、実際の場面でも使えるはず。ぜひ挑戦してみてくださいね。答えは記事の最後にあります。

相槌表現がある程度マスターできたところで、「会話をもっと弾ませたい!」「間が空いちゃうから別の話題を振りたい」という方はこちらも参考にどうぞ!

上級:相手の気持ちに寄り添う

最後は「お疲れでしょう」「それはつらかったでしょう」と相手の気持ちを察して相槌を打つフレーズです。

相手の話の内容に相槌の表現が変わってくるので、会話例から適切な使い方を学びましょう。

 

相手の現在の気持ちに対して

A: My flight was 17 hours long. And I couldn’t sleep on the plane.

B: You must be tired.

A: 17時間も飛行機に乗っていました。それに全く眠れなかったんですよ。

B: お疲れでしょう。

 

A: I’m playing a solo part in the next orchestra concert.

B: You must be nervous.

A: オーケストラの次の公演でソロパートがあるんですよ。

B: それは緊張するでしょう。

 

A: My whole family is going to move to a new house this weekend, but we have to do it overnight.

B: That must be tough.

A: 今週末に一家で新居に引っ越すんですよ。でも一夜でやらないといけなくて。

B: それはきついですね。

 

A: I’ve been going to bouldering class every week recently.

B: That must be fun.

A: 最近毎週ボルダリングの教室に通っているんですよ。

B: それは楽しそうですね。

 

相手の過去の気持ちに対して

A: I had to wait four hours for my plane to fly because there was a snow storm.

B: That must have been tough.

A: 吹雪のせいで飛行機が飛び立つまで四時間も待たされました。

B: それはつらかったでしょう。

 

A: I played a solo part in the last orchestra concert.

B: You must have been nervous.

A: 前回のオーケストラ公演でソロパートがあったんですよ。

B: それは緊張したでしょう。

 

A: I used to go to bouldering class every week when I was young.

B: That must have been fun.

A: 若い頃は毎週ボルダリングの教室に通っていたんですよ。

B: それは楽しかったでしょう。

相槌から自分の発言に繋げる

最後に、会話の中で相槌を戦略的に使う方法を紹介します。

実は相槌は、会話の流れを変えて、自分の発言のターンに持って行くのにも使えます。

やり方は簡単。相槌を打った直後に「私の場合は~」などと、関連する自分の話題を始めればいいのです。例を見てみましょう!

例文1
A: I’m tired of doing the same kind of thing every day. I want to start a new job.

B: Me too. I’ve been doing my job for seven years now. I need to do something new.

A: Really? So what do you want to do for example?

A: 毎日毎日同じ仕事は飽きました。違う仕事がしたいです。

B: 私もです。私も今の仕事をもう7年もやっているので違うことをしたいですね。

A: そうなんですか。たとえばどんな仕事をしてみたいんですか?

 

例文2
A: I go to Starbucks all the time.

B: So do I. I always get a Latte. They use good milk.

A: Right. Do you go to the one near the station?

A: いつもスターバックスに行っちゃうんですよね。

B: 私もです。いつもラテを頼んでいます。使っている牛乳がいいんですよ。

A: そうですよね。駅の近くのスタバに行くんですか?

 

例文3
A: I’ve been going to bouldering class every week recently.

B: That must be fun. I don’t know anything about bouldering but I like hard sports too.

A: Really? What sports do you play?

A: 最近毎週ボルダリングの教室に通っているんですよ。

B: それは楽しそうですね。ボルダリングのことはなにもわかりませんが、私もハードなスポーツは好きです。

A: そうなんですか。どんなスポーツをするんですか?


このように、相槌から自分の話題に繋げることにより、こちらが質問される側に移ることができます。「ちょっと話題を変えたいな」と思ったら、是非試してみてくださいね。

 

* * *

いかがでしたか?相槌は短くて簡単なフレーズが多いですが、実は奥が深いですよね。

ここで紹介したフレーズである程度は乗り切れますが、やはり状況や相手との間柄に相応しいフレーズを選べるようになるには、ネットで調べて練習するだけでは足りません。実際に英語話者と話す実践練習が不可欠です。そうすると相手がどんな相槌を使っているか、どんな声のトーンが適切かが段々と分かってきます。

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【練習問題の答え】

  1. So can I.
  2. So was I.
  3. Neither have I.
  4. So do I.
  5. Neither do I.
  6. Neither can I.
  7. So did I.
  8. So am I.
  9. Neither was I.
  10. Neither am I.

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