友人にレッスンをしてもらうのと教師にレッスンをしてもらうことの違い
たとえばピアノを始めてみて、モーツァルトの曲を楽譜通りに完璧に弾けるようになったとしましょう。
しかしプロの演奏を聴くと、同じ完璧な演奏のはずなのに、どうしてもプロの方が魅力的な音楽を奏でているように聞こえます。
この理由に他人のアドバイス一切なしで気づくことができ、なおかつどのような練習をすればそのギャップを埋めることができるのかが理解できるとしたら、教師は要りませんよね。
英会話学習においてこのような人は、行き詰まるまではカウンセリングはあまり必要なく、英会話レッスンさえ受けていれば独自に上達方法を見出していきます。
つまり、レッスンにのみ出資するオンラインレッスンの方が合っている、と言えます。
オンラインレッスンではピアノが上手い友人と練習して、スクールレッスンではピアノの教師と練習しているものだと思ってください。
ピアノが上手い友人と練習するのにお金はかかりませんが、自分の課題を見つけてくれて適切な指導を行ってくれるかは未知数です。
でも、毎日一緒に練習していればある程度までは上達します。
一方でピアノの教師と練習すれば課題の指摘や導きをしてくれます。
これが毎日できればいいのですが、それにはお金がかかりすぎてしまう・・・。
では英会話学習において現実的にどうすればいいのかと言うと:
中くらいの頻度でスクール通学して課題と学習法を教えてもらい、高頻度でオンラインレッスンを受けて会話の駆け引きに慣れ、毎日自習してレッスンで学んだことの反復をすれば確実に上達します。
3-4. 学習時間配分例とその費用と効果
オンライン英会話受講、スクール通学受講と自習の3形態の学習を異なる配分で250時間学習した場合の費用を表しました。
投資可能資金が潤沢にあるのならば、私の立場上、スクール通学と自習のみのプランをお勧めしたいところですが、正直なところそれが最適解とは限りません。
オンライン英会話はフィリピン人が教師になることがほとんどだとコラムでお話ししました。
フィリピン人から英語を学ぶより、ネイティブに学んだ方が効果があるのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし実はそうとは限らないことを次のコラムでお話しします。