英語日記がもたらす5つの学習効果

英語で日記を書くことがもたらす学習効果は5つあります。

  1. 英語の語彙力が高まる 
  2. 英語の文法が身につく
  3. 英語の表現力があがる
  4. 英語で考えを整理する能力が身につく
  5. 外国人が求める発想ができるようになる

あなたはどのような効果を期待していますか?
以下で詳しく説明していますのでぜひご覧ください。

1. 英語の語彙力が高まる

英語で日記を書き始めると、どのように書けばよいかわからない言葉に出会います。
そんなときは、辞書を使って適切な英単語を選び文章に取り入れるようにしましょう。
最初のうちは知らない単語ばかりでストレスがたまるかもしれません。
でも、繰り返し書くうちにストレスも減り、英単語に関する知識が脳内に定着します。

語彙力を高めるには、新しい単語をただ眺めるだけではなく、手を使って書くことと、目で見て何かと関連づけて記憶にとどめる作業を行うのがよいとされています。
なぜなら、記憶はできるだけたくさんの五感を用いて学習する方が定着しやすいことが研究の結果判明しているからです。
複数の五感を用いて書く日記は、英語の語彙力を向上するのに最適な学習方法のひとつなのです。

2. 英語の文法が身につく

日記を書くことは、英語の文法の勉強にも役立ちます。
最初は完璧な文法で日記を書かなくても大丈夫です。
正しい文法で文章を書くよりも、書くことが苦ではなくなるように、日記を書く習慣を身につけましょう。

そして、日記を書く習慣が身につけば、定期的に、あなたが書いた日記を英語の先生に見せて添削をしてもらいましょう。
誤った箇所は必ず確認して、繰り返し同じ間違いをせずに今後にいかせるように、そのことを日記に書いて記憶にとどめましょう。
これらを繰り返すことで、英語の文法が身につきます。

3. 英語の表現力があがる

英語の表現力をあげるには、以下9つの項目を強化する必要があります。

  1. 語彙力-Vocabulary
  2. 同義語・類義語-Synonyms
  3. 発音-Pronunciation
  4. 文法-Grammar
  5. 構文-Sentence structures
  6. 定型-Fixed phrases
  7. 決まり文句-Conversational lines
  8. ことわざ・格言-Proverbs
  9. 熟語・慣用句-Idioms

このうち、「 3) 発音」と「 7) 決まり文句」は口語で使われることが多く、それ以外の項目は文語で使われることが多いです。 (もちろん、例外はたくさんありますし、「1) 語彙力」と「4) 文法」のように口語と文語の両方で同じくらい必要な知識もあります。)

また、文語で使う知識はできる限りたくさんの文章を書くと早く上達します。 日記を毎日書く習慣を身につけ、表現力をあげられるように知識習得に努めましょう。

4. 英語で考えを整理する能力が身につく

日記は、自分の考えを整理するのに非常に役に立ちます。
日々の出来事、経験や気持ちを記録し、振り返ることで考えを整理するのです。
英語で書かれた日記を読むときは、できる限り英語で思考するようにしましょう。
そして、考えは、以下の4つのステップで整理するのが最適だと言われています。

  1. 自分の考えを記録する
  2. 思考の優先順位をつける
  3. 複雑な思考を分けてシンプルにする
  4. 自分の考えを振り返る

ぜひ、実践してみましょう。英語で考えがまとめられるようになると、あなたの発信するメッセージがこれまで以上にクリアでパワフルなものになり、英語を用いて意見を通すことがとても簡単になります。

5. 外国人が求める発想ができるようになる

英語圏では創造性を追求する教育が学校で行われるため、欧米人と話すと、ときに、日本人では思いつかないユニークな発想が会話中に出ることがあります。
一方、日本の教育では、創造力を強化する訓練がなされていないため、多くの人が画一的な意見を述べがちです。
そのためか、外国人からは日本人は退屈で面白みのない人種と見られることが少なくありません。
残念ながら、画一的な意見を述べる人は、外国人からあまりよく思われません。

例えば、勤め先の外資系企業の上司やクライアントなどから「あなたは自分の意見を持たない気持ちの悪い存在」と思われ、評価を下げてしまうようなことも十分にありえます。
自分の意見を持ち、そして創造的な発想ができるようになるには訓練が必要で、それには、日記を書くことが適しています。

心に浮かんだことを何でも書き留めてください。
想像を膨らませ、それを日記に記録し続けると、あなたの創造力は自然に強化されます。
外国人が求めるユニークな発想ができるようになるには、日記を書くのがよいのです。

英語で日記を書くのに役立つ3つのツール

ここでは英語で日記を書くのに最適な以下3つのツールについて解説します。

  1. ノート
  2. スマートフォン
  3. 辞書

それぞれの特色をいかして、自分の目的に合ったツールを使って日記を書くとよいでしょう。

1. ノート

普段、パソコンやスマートフォンばかりを使っていて鉛筆やペンで書くことがない方にとって、ノートはあまり手にすることがない非文明的なアイテムかもしれません。
しかし、学習目的で英語の日記を書く場合、ノートを使うことにメリットがたくさんあります。

メリット:

  • 電源がない場所でも日記を書ける
  • 手を使って書くことでより多くの五感を用いるので脳を刺激し記憶が定着しやすい
  • 文字の大きさ、囲みやアンダーラインの有無など基本的に自由で思考を整理しやすい
  • パソコンやスマホのように検索できないので、ボキャブラリーを脳が覚えようとして記憶に定着しやすい
  • 手書きの日記を人と共有すると、そこに書かれた目標が達成しやすいという研究結果がある
  • 手書きの日記は人に読ませると、より強い印象が相手に残りメッセージが伝わる
  • イラストやイメージを入れやすい

デメリット:

  • パソコンやスマホのように検索ができない
  • 手書きに慣れていない人にとっては面倒臭い
  • 字が汚いと後で読むのに苦労する

ということで、ノートを用いた英語日記の執筆作業はメリットの方が圧倒的に多いので、お試しになってください。

2. スマートフォン(アプリ)

スマートフォンが普及した現在、フィーチャー・フォン全盛の頃よりも携帯電話を用いて英語で日記を書くことが簡単になりました。
知らない英単語はすぐに調べられますし、アプリによっては写真やイラストを簡単に挿入することができるものやスケジュールや予定管理がしやすいものもあります。

ネット上には文法を修正してくれる便利なサービスがあったり、書いた文字を音声化して読み上げてくれたりするものもあります。
書くこと以外に、文法や発音力も強化したい方は、上記のサービスと一緒にスマートフォンを用いて英語で日記を書くとよいでしょう。

3. 辞書

辞書には、紙の冊子タイプ、電子辞書、そしてオンライン辞書があります。
紙の場合、電源がない場所でも使うことができますし、電子辞書やオンライン辞書の場合、素早く検索できてピンポイントでダイレクトに知りたい英単語に関する情報を知ることができるといった特徴があります。

初心者の方は、日本語から英単語を導き出す和英辞典を使うとよいでしょう。
ある程度英語に慣れてきたら、より精度が高い英英辞書やシソーラス(類語辞典)を使うことをオススメします。語彙力が驚くほど増えます。

英語日記の書き方 - 3ステップ -

英語の日記に何を書けばよいかわからないということで挫折する方がなかにはいらっしゃいます。
ここでは基本的な英語の日記の書き方を説明します。
必ずしもこの型にとらわれる必要はありませんが、以下の順序で書くと日記として成立します。

  1. 日付・曜日・天気
  2. その日の出来事
  3. 出来事に対する感想

ぜひ参考にしてください。

1. 日付・曜日・天気を書く

1)日付
日記には日付を必ず書くようにしましょう。
これは、日記を書く上で必ず守らなければならないルールです。

日付の書き方はイギリス英語とアメリカ英語で異なります。
日/月/年の順序で書くのがイギリス英語なのに対し、月/日/年で書くのがアメリカ英語です。
例. 2022年11月3日の場合、「3 November 2022」とイギリス英語で書くのに対し、アメリカ英語は「November 3, 2022」と書きます(アメリカ英語の場合、日にちと年号の間にコンマを忘れずに書くようにしましょう)。

年号を省略して、「3 November」とか「November 3」 と書くことも可能です。
また、イギリス英語の場合、「The 3rd of November」のように“the”を日にちの前に書いたり “1st, 2nd, 3rd そして 4th”のように序数詞を書くことも可能です(ただし、First, Second, Third または Fourthのように日付を全てアルファベットで書き出すことは誤っていますので注意しましょう)。
お気に入りの書式で、順番を間違えずに、必ず書くようにしましょう。

2)曜日 曜日は日付の前に書くようにしましょう。
例えば、2022年11月3日 木曜日ならば、イギリス英語の場合、「Thursday, 3 November 2022」となり、アメリカ英語の場合、「Thursday, November 3, 2022」です。
曜日の後には必ずコンマをつけるようにしましょう。
また、曜日は、“Thur.”のように短縮して書くことも可能です。
曜日を日記に書くことは任意で、欧米諸国では、半数近くの人が書いているようです。

3)天気 英語の日記に天気を書くことは完全に任意ですが、こちらも半数の人が書いています。
もし書く場合、2022年11月3日 晴れ後曇り 23度 54%の湿度なら、英語では、「Thur. 3 Nov 2022 Fine, cloudy later, 23°C/73°F, r.h. 54%.」です。
温度をあらわすのは、イギリスの場合、水が凍る温度が0度の摂氏で°Cで単位をあらわすのに対し、アメリカでは水が凍る温度が32度の華氏で°Fを使ってあらわします。
そして湿度はRelative Humidity(相対湿度)の頭文字を用いてr.h.であらわしたものに数値と%マークを使ってあらわします。

2. その日に起きた出来事を書く

例えば、以下のようにその日に起きた出来事を書くことができます。

Today I got up at 6 o’clock. I ate breakfast in my car because I got up late. Then, I went to work.
(今朝私は6時に起きました。遅刻しそうだったので車の中で朝食を食べました。そして職場に向かいました。)

After work, I went to Umeda railway station in Osaka to meet meet my aunt and uncle, who were coming from Yokohama.
(仕事が終わってから、横浜から来る叔父と叔母を迎えるために大阪の梅田駅に行きました。)

We enjoyed dinner at a French restaurant in R Hotel, and said goodbye at 9:30 p.m.
(私たちはRホテルのフランス料理店で夕食を楽しみ、午後9時半に別れました。)

単語を数個使っただけのシンプルな文章を繰り返すことで日記として成立します。
その日に起きた出来事は感情を交えずに事実だけを書き連ねるように心がけましょう。

3. 出来事に対する感想を書く

出来事に対する感想とは、その日起こった出来事に対してあなたが感じたことです。
例えば、

I've been sleeping in lately as I have been tired from working long hours for the past few weeks.
(私はここ数週間残業続きで疲れているために、朝起きるのが遅れがちです。)

I really need to get my job done during regular work hours and go home to get some more rest.
(就業時間内に仕事を終えて帰宅することで体を休ませなければいけません。)

I was very glad to catch up with my favorite uncle for the first time in years.
(久しぶりに大好きな叔父と会い近況を報告することができてとても嬉しかったです。)

The rare Wagyu beef filet mignon steak I had at the restaurant was unbelievably delicious.
(レストランで希少性の高い和牛のフィレミニョンステーキを食べたのが信じられないくらいおいしかったです。)

のように、日記を書いた日に発生した出来事(朝寝坊した/叔父夫婦と久しぶりに会った/フランス料理店で晩御飯を食べた)に対して感じたこと(残業時間を減らして体を休ませなければいけない/大好きな叔父と会えて嬉しかった/食事がおいしかった)を書くようにしましょう。

英語日記に使える表現と例文

ここでは英語の日記に使うことができる表現と例文を紹介します。

1. [状況別] 英語表現

英語の表現にはさまざまなものがありますが、ここで4つのパターン(行動、体調、感情、感想・意見)に分けて例文をいくつか紹介しますので参考にしてください。

1) 行動に関連する表現

行動に関連する表現はほとんどの場合、動詞を使います。
以下、参考にしてください。

  • Eat(食べる)
  • Sleep(寝る)
  • Play(遊ぶ)
  • Study(学ぶ)
  • Travel(旅行する、移動する)

「Eat(食べる)」
例文 :two cookies as a snack.
和訳:私はおやつにクッキーを2個食べました。
解説:Ate はeatの過去形です。たまにeatedと誤った表記をする方がおられますが注意しましょう。また、どらやきの個数をあらわす単位は “piece”です。こちらもtwo Dorayakisと誤って表記する方がおられますが注意しましょう。

「Sleep(寝る)」
例文:I slept on a hard bed.
和訳:私は硬いベッドの上で寝ました。
解説:Sleepの過去形はsleptです。Eatと同様にイレギュラーに変化する不規則動詞の変化系に注意しましょう。

「Play(遊ぶ)」
例文:I played Nintendo with my nephew for two hours last night.
和訳:昨晩甥っ子と一緒に2時間ファミコンで遊びました。
解説:Playの過去形は-edがつき、playedとなります。Playを文中に使う際、シンプルにplayとするかplay “with”とするかが紛らわしく混乱する方がおられます。
対象がスポーツ、楽器もしくはゲームの場合のみ“play”とし、その他は“play with”を使います。
注意しましょう。

例. I played tennis with my friend. 
テニスを友達と一緒に楽しんだ。 

I played with fireworks with my son. 
花火を息子と一緒に楽しんだ。

「Study(学ぶ)」
例文:I have been studying biology for the final exam lately.
和訳:ここ最近、生物学を期末テストに向けて勉強しています。
解説:現在も継続している動作(現在進行形)をあらわす場合、have been 〜ing という形式を用います。

「Travel(旅行する、移動する)」
例文:His eyes traveled from the desert to the sky.
和訳:彼の視線の先は砂漠から空に移った。
解説:travelは旅行(名詞)という意味でよく使われますが、移動/移す(動詞)という意味でも使われることも覚えておきましょう。
なお、travelを動詞で使う場合、自動詞(目的語/動作の対象を必要としない)と他動詞(目的語/動作の対象を必要とする)の両方で使うことがあるので注意しましょう。 

例. He travelled. 
彼は移動した。-自動詞

He travelled to Europe.
彼はヨーロッパへ旅行/移動した。 -自動詞

He travelled Europe.
彼はヨーロッパ旅行をした。 -他動詞

自動詞の場合は、前置詞が入る(一部例外あり)。
他動詞の場合は、目的語が入ると覚えておくとよいでしょう。

2) 体調に関連する表現

体調とは体の状態をあらわすもので形容詞が多く、中でも以下5つを使用することが多いです。

  • Tired(疲れる)
  • Sleepy(眠たい)
  • Dizzy(めまいがする)
  • Energetic(エネルギッシュ)
  • Headache(頭痛)

「Tired(疲れる)」
例文:The toddlers were both tired and cranky.
和訳:乳児は疲れていて不機嫌だった。
解説:Toddlerとはよちよち歩きの子供を指します。
「Toddle=よちよち歩く」なので、老人や歩行障害を持つ人にもこの動詞が当てはまることがありますが、名詞の場合は子供にだけあてはまります。
子供をあらわす表現に、「baby=赤ん坊」「infant=幼児(7歳くらいまで)」「kid=子供(生まれたてから大学生まで範囲が広い)」などさまざまなものがあることを覚えておくとよいでしょう。

「Sleepy(眠たい)」
例文:Belle was sleepy, and Mildred inattentive.
和訳:ベルは眠そうで、ミルドレッドはぼんやりしていた。
解説:Sleep(眠る)を語源とするsleepyは体調面で眠たい様子をあらわすときに使いますが、他にもa sleepy fishing village(活気のない漁村)のように物事を形容するときにも使いますので覚えておくとよいでしょう。

「Dizzy(めまいがする)」
例文:I was told to “do the same if you feel dizzy, faint, or fatigued”.
和訳:「もしあなたがめまいや失神、疲労を感じたら同じようにするように」と言われました。
解説:体調の不調をあらわす英単語にDizzy(めまい)、Faint(失神)、Fatigue(疲労)があります。
覚えておきましょう。

「Energetic(エネルギッシュ)」
例文:After ten hours of sleep, I felt energetic.
和訳:10時間の睡眠後、私は元気になった。
解説:Energeticはエネルギッシュ、精力的、盛んなどポジティブな意味で使われることが多い言葉です。体調面以外にも形容することがあることを覚えておきましょう。

「Headache(頭痛)」
例文:I had a headache.
和訳:頭痛がした。
解説:Headache 頭痛(名詞)の場合、feel(感じる)ものではなくhave(ある)と表現することに注意しましょう。

3) 感情に関連する表現

感情に関連する表現も形容詞が多いです。
中でも以下5つをよく使用するので、参考にしてください。

  • Annoyed(いらつく)
  • Sad(悲しい)
  • Upset(怒る)
  • Surprised(驚く)
  • Enjoy(楽しむ)

「Annoyed(いらつく)」
例文:Although mildly annoyed, I went along with it.
和訳:少しイラつきながらも、私は従った。
解説:annoyは動詞の受動態と能動態、そして形容詞を混同させて使い方を誤る人が多いので注意しましょう。

例.
I was annoyed by his words. 
私は彼の言葉にイラついた。 -受動態

He annoyed us. 
彼は私たちをイラつかせた/嫌がらせをした。 -能動態

I feel annoyed. 
私はイラついています。 -形容詞

「Sad(悲しい)」
例文:I felt sad and depressed.
和訳:私は悲しくて落ち込んだ。
解説:Sadはネガティブな意味を形容するときに使われることが多いですが、使われ方が「悲しい」「嘆かわしい」「哀れ」「悲惨な」「話にならない」「地味な」「ひどい」と幅広いので注意しましょう。

例.
I was sad to see you go. 
あなたと別れるのは悲しかった。

It was a sad situation. 
とても悲しい状況だった。

It makes me sad to think about it. 
そのことを考えると悲しくなる。

「Upset(動揺する)」
例文:I was angry and upset.
和訳:私は怒りと動揺を感じた。
解説:Upsetは動詞(自動詞および他動詞)、名詞、形容詞を混同させて誤った使い方をしてしまいがちなので注意しましょう。

例.
The storm upset their plans for a hike. 
嵐のために彼らのハイキングプランがおじゃんになった。 -自動詞

I don’t want to upset you. 
あなたを動揺させたくありません。 -他動詞

He has an upset stomach. 
彼は胃を悪くしている。 -可算名詞

She was terribly upset about something. 
彼女は何かにひどくうろたえていた。 -形容詞

「Surprised(驚く)」
例文:I'm surprised to see you out here.
和訳:こんなところにいたとは驚きです。
解説:surpriseは動詞と形容詞で使われますが、混同しないようにしましょう。

例.
It was surprising news. 
それは驚くべきニュースだった。 -形容詞

The news surprised me. 
そのニュースは私を驚かせた。 -動詞

「Enjoy(楽しむ)」
例文:She relaxed and began to enjoy the evening.
和訳:彼女はリラックスして夜を楽しみ始めた。
解説:Enjoyには「楽しむ」という意味と「(有益なものを)持つ」という2つの意味合いがあります。
訳すときに間違えないようにしましょう。

例.
I don’t enjoy working there.
その職場に行くのが楽しくありません。

She still enjoys the luxury of flying first class.
彼女はまだファーストクラスで旅行する贅沢ができる。

4) 感想・意見に関連する表現

感想・意見に関連する表現は動詞が多いです。
次の5つを参考にしてください。

  • Like(好む)
  • Symphasize(共感する)
  • Hate(嫌悪する)
  • Agree(合意する)
  • Nostalgic(懐かしい)

「Like(好む)」
例文:I like eating Ramen noodles.
和訳:私はラーメンを食べることが好きです。
解説:likeは形容詞、前置詞、副詞、接続詞、名詞、自動詞、他動詞とさまざまな形態で使われます。
注意しましょう。
例. They are like two peas in a pod.
彼らはよく似ている。 -形容詞

I feel like a cheapskate.
ケチになった気分です。 -前置詞、形容詞または副詞とも考えられます。

She looked angry like.
彼女は怒っているように見えた。 -副詞

I can’t do it like you do.
私は君のようにできなません。 -接続詞

I’ve never seen the likes of it.
そのようなものは見たことがない。 -名詞

I like it.
それがいいです。 -自動詞

I’d like to see her.
彼女に会いたい。 -他動詞

「Sympathize/Sympasize(共感する)」
例文:I fully sympathize with your son’s problem.
和訳:息子さんの悩みに十分共感します。
解説:Sympathize(アメリカ英語)とSympasize(イギリス英語)でつづりが異なります。
注意しましょう。

「Hate(嫌悪する)」
例文:I hate getting drunk alone.
和訳:独りで酔っ払うことは好きではありません。
解説:Hateは嫌悪するという意味ですが、欧米人はこの言葉を聞くとあなたが死ぬほど強く嫌っていると解釈します。
そんなに嫌いなものは滅多にありませんので、本当に嫌いな場合を除いてHateを軽々しく使わない方がよいです。
そして、一般的にはDislikeを使うことをオススメします。
「Dislike=普通に嫌い」「 Hate=排除したいくらい嫌い」、そして、Hateは欧米人に違和感を与えることが多いので滅多に使わないと理解しておくとよいでしょう。

「Agree(合意する)」
例文: I agree with you.
和訳:賛成します。
解説:Agreeには「一致する」という意味と「合意する」という意味がありますので覚えておきましょう。
例. The figures do not agree.
数字が合わない。

He agrees to come here.
彼はここに来ることに合意している。

「Nostalgic(懐かしい)」
例文:This is nostalgic.
和訳:これは懐かしいです。
解説:Nostalgicは形容詞なので、動詞と一緒でなければ感情をあらわすことができません。
「is nostalgic(懐かしい)」または「 felt nostalgic (懐かしく感じた)」のように使います。
「Nostalgic place(懐かしい場所)」のように名詞と一緒に使うことも可能です。

2. 英語日記例文

初心者用(短文)と中・上級者(長文)で日記のサンプルを用意しました。
特徴も解説していますので、ぜひご参照ください。

1) 短文

November 3rd, ‘22
2022年11月3日

I woke up at 7:00 am this morning.
今朝は7時に目が覚めた。

I missed the train.
電車に乗り遅れた。

I barely arrived at my workplace on time.
遅刻ギリギリで職場に着いた。

I returned home at 9:00 p.m. Afterward, I ate dinner and took a bath.
夜9時に帰宅。そして夕飯を食べて風呂に入った。

I am going to go to sleep at 10:00 p.m.
夜10時に寝る予定です。

I hope I can get up earlier tomorrow morning than this morning.
明日の朝は今朝より早く起きられるといいな。

解説:簡単な単語を用いた短い文章で構成しました。
単純な文ばかりなので、日本語に訳したものを読むとぎこちない感じがしますが、「日付」「その日起こったこと」「起こったことに対する感想」と日記に必要な情報がすべて含まれています。
最初のうちは、これくらいの長さのシンプルな文章を繰り返すことで、最低限必要な情報だけで日記を書くとよいでしょう。

2) 長文

November 3rd, '22 
2022年11月3日

I was up late last night to finish watching the sequel of the popular sitcom AAA. I went to bed around 3:00 a.m. After a few hours of sleep, I tried very hard to wake myself up on time, but I could not.
昨晩は人気のシットコムAAAの続編を見終えるために遅くまで起きていた。私が寝たのは午前3時ごろだった。数時間寝て、いつもの時間に起きようと頑張ったが、起きられなかった。

When I finally woke up, it was 7:00 a.m - an hour later than usual. I quickly dressed up and left home.
最終的に起きたのは午前7時でいつもより1時間遅かった。素早く着替えて家を出た。

I ran like hell to catch the train I usually take for my journey to work; however, the train door closed right in front of me without remorse, so I missed the train.
いつもの通勤電車に乗るために必死に走った。しかし、電車のドアは目の前で容赦無くしまった。電車に乗り遅れてしまったのだった。

Fortunately, I could take the next train, which would arrive at the station near my workplace five minutes before the bell. As soon as the train reached the station, I jumped off. Then, again, I ran like a maniac to get to the office.
幸運なことに始業時間の5分前に職場近くの駅に着く次の列車に乗ることができた。電車が駅に到着するやいなや飛び降りた。そしてまた、気が狂ったように職場に向かって走った。

Luckily, I was able to make it to the office on time. However, for a while, I could not breathe and felt like I was going to throw up. I was nauseous and felt sick all morning.
運よく始業前に職場についた。しかしながら、しばらくの間、呼吸困難で吐きそうだった。午前中いっぱいは、吐き気が続き気分が悪かった。

Because I concentrated and worked hard in the afternoon, I could leave the office before 8:00 p.m.
午後は一生懸命集中して仕事を頑張ったので、午後8時前に退社することができた。

I went straight home without stopping and got home at 9:00 p.m. Afterward, I ate dinner and bathed immediately.
寄り道しなかったので午後9時に家に到着した。そして、すぐに夕食をとり風呂に入った。

I will go to bed early so I can wake up at my usual time tomorrow morning.
明日の朝はいつもの時間に起きられるように早く寝るつもりだ。

解説:短文版に「どうして目が覚めるのが遅れたのか?」「どうして電車に乗り遅れたのか?」「遅刻ギリギリで会社に到着した理由はなぜか?」……といった感じでより細かな情報を補足しています。
補足情報ができる限り多いと、より充実した日記にしあがります。文章を接続詞や副詞を用いて文章間をつなぐことで、より滑らかな印象を持つ日記に仕上げることができます。
慣れてきたら、より多くの情報の補足、接続詞や副詞の活用、そして多くの形容詞を用いて日記を書くようにしましょう。

英語日記を継続させる8つのコツ

英語日記は、日本語で日記を継続するよりも難易度が高く挫折してしまう方が少なくありません。
ここでは、英語の日記を継続するのに役立つ以下8つのコツご紹介しますので参考にしてください。

  1. 日記を書く時間を決める
  2. 気に入った環境で日記を書く
  3. 日記帳を自分流にカスタマイズして使う
  4. 交換日記をする
  5. 完璧さにこだわらない
  6. 書く内容をあらかじめ決めておく
  7. 定期的に読み返す
  8. 日記を“常に”すぐに書けるようにしておく

1. 日記を書く時間を決める

日記を書く時間を決めておき、毎日その時間になるとどんな状態でも書くようにすれば、日記を書かずにその日を終えるのが気持ち悪くなります。
お昼を食べた後でも、おやつのときでも、夜寝る前でも、時間はいつでも構いません。
比較的空き時間になりやすいときを定めて日記を書くようにしましょう。
大抵の方は3ヵ月続けると習慣が定着するようです。90日間続けること自体が大変かもしれませんが、がんばりましょう。

2. 気に入った環境で日記を書く

日記を書くことに苦手意識がある方は、できる限り気に入った環境で日記を書くようにしましょう。
例えば、

  • ざわついた雰囲気が好きな方は図書館やカフェに行って日記を書く
  • 甘いものが好きな方は、日記を書いた後のご褒美にアイスクリームやケーキを食べられるようにルール設定をする
  • すっきりした気分で書きたい方はお風呂に入ったり、シャワーを浴びた後に書く

などです。
日記を書くことが楽しくなるように工夫してみましょう。

3. 日記帳を自分流にカスタマイズして使う

日記帳を自分にとって最適な使い方ができるようにカスタマイズすることで、日記を継続して書くことが苦でなくなります。
例えば、

  • 月や週ごとの予定、主なタスクやプロジェクトを書きこめる予定管理のページを用意する
  • 大切な連絡先をメモするページを入れる
  • 仕事に役立つ情報が載ったリファレンスページを含める
  • 新しい英単語や英語の表現を書くことで定期的に目を通せるようにする

などで、日記を書く以外の目的でも日記帳を使用するのです。
「日記はその日あった出来事だけを書くもの」といった常識にこだわることなく、メモ帳やビジネス手帳としての機能が含まれたものとして自由に活用すると、肌身離さず日記帳を持ち歩くことになり、英語で日記を書くことが苦でなくなります。

4. 交換日記をする

定期的に英語で書いた日記を交換することで日記を書く習慣が身につきます。
もし、あなたの書いた英文を添削してくれる相手を見つけることができれば最高ですね。
ネット上でも交換日記相手を募集している外国人はたくさんいますので、探してみてもよいかもしれません。

5. 完璧さにこだわらない

書く内容、文字数、文法、表現、アイデアなど、よりクオリティの高い日記を書こうとすると、きりがありません。
そのため「一行でもよいから毎日決めたことを書く」「最低限、天気や体調、その日感じたことや成果を少なくとも3日に1度は書く」といったルールを決めて、それを守るようにすれば日記を書く活動が継続しやすくなります。
設定をあまり高くしないこと、そして完璧さにこだわらないようにしましょう。

6. 書く内容をあらかじめ決めておく

あらかじめ書く内容を決めておくと「何を書こうか?……」ともんもんとした気持ちになって、毎日悩むことから解放されます。

  • 体調
  • 天気
  • そのときの感情
  • 気づき
  • 目標
  • 感動したこと
  • 悲しかったこと
  • 嬉しかったこと

など自分が書けそうなことをあらかじめリストにしておいて、それを書くようにするとよいでしょう。
また、あらかじめ表現や単語を決めておいて、それらを使って文章を書くようにするのも悪くありません。

7. 定期的に読み返す

日記を後日読むと、書いたときの感情や思考が思い出されて役に立つことがあります。
例えば、今悩んでいることを過去にどう思っていたかを振り返って参考にすることも可能です。
そして、過去の日記を読み返すと楽しかった思い出がよみがえるようなこともありますので、未来の自分のために日記を書くことを楽しめるとよいですね。

読み返すときは、可能な限り声に出して読むようにしましょう(大声を出す必要はなく、小声でも大丈夫です)。
目、耳と口の五感を使って英文を読むことで脳に刺激が行き、英単語や英語の表現が記憶に定着しやすくなります。

8. 日記を“常に”すぐに書ける状態にしておく

アメリカの心理学者ショーン・エイカー氏によると「人は始めるまでに20秒以上かかるものごとを先延ばしにする傾向が強い」そうです。
そのため、日記に苦手意識を持っている方は、「書こう」と思ってから書き始めるまで20秒以上かからないように常に環境を整えておくことをオススメします。

例えば、書く場所、日記、筆記用具とその他の必要な道具を決めておいて、自分がいつでも書ける状態におくことがよいでしょう。
「書こう」と思う度に、場所を確保して、本棚から日記を探し出し、筆記用具を用意して…と手間がかかると、すぐに20秒以上たってしまい、その間に日記を書く気持ちがうせてしまいます。
環境を整備しておくことがとても大切なのです。

まとめ

英語日記がもたらす5つの学習効果、英語で日記を書くのに役立つ3つのツール、英語日記の書き方-3ステップ、英語日記に使える表現と例文、英語日記を継続させる8つのコツについて解説しました。

この記事を参考にすることで、英語で日記を書くのが非常に簡単になることでしょう。
日記を書き続けることを楽しんでいただき、あなたの英語力が飛躍することを祈っております。

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