1. 子育てに関する話題を切り出す

まずお伝えしなければならないことが、child rearing という単語は会話の中ではそんなに使わないということです。日本語では「育児大変でしょう」以外に「育児」「子育て」はテレビのニュースで聞いたり、政治方針などの世情の話をする時などくらいにしか使いませんよね。英語でも同じことで、以下のような話で使うなら自然ですが、日常会話ではそうそう耳にしません。

Child rearing has been a hot topic in Japan since the large increase in women finding work outside the home. For double income families raising children, there is still great difficulty in finding a good work-life balance. Childcare leave is only a temporary solution and various parties have voiced the need for a drastic change in the way people work.

多くの女性が働くようになってから、日本において育児はホットな話題であり続けています。子育てをする共働きの世帯にとって、仕事と家庭の両立は未だに難しい問題です。育児休暇は一時的な対処法でしかなく、働き方に対して変化を求める声が方々から挙げられています。

・・・テスト勉強の時に目にするような文になってしまいますね。英語での会話の中で、このような小難しい話をする必要はありません。この記事では、もっと簡単な言葉を使った、自然な会話の仕方を練習しましょう。

子供や子育てを話題にするためにはまず、相手に子供がいるかどうか知らないと、もしくは確認しないといけませんよね。相手が既婚だと知っていることを前提に、以下のフレーズを使いましょう。なお、childrenはどれも、同じ意味のkidsに置き換え可能です。


By the way, do you have any children?

ところで、お子さんはいらっしゃるんですか?


By the way, did you say you had a son?
By the way, did you say you had a daughter?

ところで、息子さんがいるっしゃるんでしたっけ?
ところで、娘さんがいらっしゃるんでしたっけ?

 

もし相手に子供がいることをすでに知っているのなら、以下のような質問で話を切り出します。

So how’s your son doing?
So how’s your daughter doing?
So how are your children doing?

ところで、息子さんは元気にやってますか?
ところで、娘さんは元気にやってますか?
ところで、お子さんは元気にやってますか?

 

相手のお子さんが難しいお年頃だったとしたら、こんな聞き方もあります。

So how are things going with your son?
So how are things going with your daughter?
So how are things going with your children?

ところで、息子さんとは上手くいってますか?
ところで、娘さんとは上手くいってますか?
ところで、お子さんとは上手くいってますか?

2. 育児の状況を聞く

まわりの家庭は子供を保育園に通わせているのか?塾に通わせているのか?もうたっちはしているのか?受験勉強は始めたのか?しつけはどうしているのか?気になりますよね。そんな時は以下のような質問を聞いてみましょう。

Does he go to kindergarten?
Does she go to nursery school?
Do they go to cram school?

息子さんは幼稚園に通っているんですか?
娘さんは保育園に通っているんですか?
お子さんは塾に通っているんですか?


Does he play any sports?
Does she play any instruments?
Do they do anything after school?

(息子さんは)なにかスポーツをしているんですか?
(娘さんは)なにか楽器を弾いていますか?
(お子さんは)放課後はなにかしているんですか?


Has he started crawling?
Has she started talking?
Have they started studying for exams?

息子さんはもうハイハイし始めましたか?
娘さんはもう喋り始めましたか?
お子さんはもう受験勉強を始めましたか?


Do you let him play video games?
Do you let her drink coke?
Do you let them go out by themselves?

息子さんにテレビゲームは遊ばせていますか?
娘さんにコーラは飲ませていますか?
お子さんに子供だけで出かけさせたりしますか?


Are you going to put him in a private school?
Are you going to put her in a public school?
Are you going to let them study abroad some day?

(息子さんを)私立の学校に入れるんですか?
(娘さんを)公立の学校に入れるんですか?
(お子さんに)いつか海外留学させるんですか?

3. 自分の子供のことを話す

さて、子育ての話題で英語でおしゃべりしたいと思ったということは、かわいい自分の子供の話をしたくてたまらないはず。育児を話題にする時、以下のようなフレーズがよく使われます。例文を自分の子供の行動や性格に置き換えて、なんと言うか考えてみましょう。

He can’t stop … ing

He can’t stop running around the house.
She can’t stop playing with her doll.
They can’t stop fighting with each other.

家中を走り回ってやめないんです。
お人形とずーっと遊んでやめないんです。
いつもケンカばかりしてやめないんです。


He keeps … ing

He keeps trying to get his favorite girl’s attention in kindergarten.
She keeps waking me up at 6:00 in the morning.
They keep trying to play tricks on me.

(息子は)幼稚園でいつも気になる女の子の気を引こうとしているんですよ。
(娘は)いつも朝6時に起こしに来るんです。
(子供たちは)いつも私にいたずらばかりしようとするんですよ。


He is obsessed with …

He is obsessed with One Piece.
She is obsessed with the new Disney song.
They are obsessed with Kidzania.

(息子は)ワンピースに夢中です。
(娘は)新しいディズニーの歌に夢中です。
(子供たちは)キッザニアに夢中です。


I’m thinking of … ing

I’m thinking of letting him try football.
I’m thinking of giving her a bicycle for Christmas.
I’m thinking of taking them to the beach this weekend.

(息子に)サッカーをやらせてみようかと思っています。
(娘に)クリスマスに自転車を買ってやろうかと思っています。
(子供たちを)週末はビーチに連れてってやろうかと思っています。

4. 子育てに関する話題を切りあげる

会話を自分で切り出して、話題を広げたら、あとは自分で切り上げられれば完璧です。以下のようなフレーズを話した話題に合わせて使うと、スムーズに会話を終えられます。「3. 自分の子供のことを話す」で出て来た話題に対しての、締めの一言を例として挙げます。


Well I hope he doesn’t get hurt.
Well I hope she finds time to play with you too.
Well I hope they make up with each other some day.

(息子さん、)怪我しないといいですね。
(娘さんが、お人形さんだけでなく)お父さんとも遊んでくれるようになるといいですね。
(子供たちが)仲直りする日が来るといいですね。


Well I hope he gets what he wants.
Well I hope she learns the fun of sleeping in.
Well I hope you get revenge on them some day.

(息子さんが)お目当ての女の子をゲットできるといいですね。
(娘さんが)朝ゆっくり寝ることの素晴らしさに気づいてくれるといいですね。
(お子さんたちのいたずらに対して)いつか雪辱を果たす日が来るといいですね。


Well he is a boy after all.
Well she is a girl after all.
Well they are kids after all.

まあ男の子ですからしょうがないですね。
まあ女の子ですからしょうがないですね。
まあ子供ですからしょうがないですね。


Well I’m sure he’ll like it.
Well I’m sure she’ll like it.
Well I’m sure they’ll have a good time.

(息子さんは)きっと(サッカーを)好きになりますよ。
(娘さんは)きっと(自転車を)気に入りますよ。
(お子さんたちは)きっと楽しんでくれますよ。

 

これらのような一言を述べたあと、すぐに Anyway または By the way と言って話題を変えるか、おしゃべりを切り上げます。

5. 会話例

いかがでしたか?最後に、ここまで学んだフレーズを総動員した会話例を聴いてみましょう。

ここではさらに、以下の、子供の性格を表すのに便利なボキャブラリーを紹介しておきます。全て名詞として使います。

子育てに関する話題を切り出してから切り上げるまでの一連の流れを覚えておけば、親どうしという立場を最大限に利用して、楽しい会話ができるようになりますよ。

A: By the way, Marissa, did you say you had a son?

B: Yes, I do. He’s a year and a half old now.

A: That must be fun. How are things going with him?

B: Oh he’s a rascal. He can’t stop running around the house and he keeps trying to eat my hair for some reason.

A: Well it does look very appetizing. Has he started talking?

B: Almost. He can say a few simple words like “cheese” or “four” or “train.” He is obsessed with Thomas the tank engine.

A: Well he is a boy after all.

B: Yeah, I guess.

A: Anyway, I need to start thinking about my son’s Christmas present. I’m thinking of giving him a new video game.

B: Do you let him play video games?

A: Yes. I actually play with him a lot.

A: ところでマリッサさん。息子さんがいらっしゃるんでしたっけ?

B: はい。今1歳半です。

A: それは楽しいでしょうね。息子さんとは上手く行っていますか?

B: もうわんぱく小僧で。家中を走り回ってやめないですし、なぜか私の髪を食べようとするんですよね。

A: まあたしかに美味しそうですからね。もう喋り始めましたか?

B: もうちょっとですね。「チーズ」とか「4」とか「電車」とか、単純な言葉は言いますよ。機関車トーマスに夢中なんです。

A: まあやっぱり男の子ですからね。

B: そうですね。

A: 私も息子のクリスマスプレゼントのことを考え始めないと。新しいテレビゲームをあげようかなと思っています。

B: テレビゲームを遊ばせているんですか?

A: はい。まあ私もけっこう一緒に遊ぶんですけどね。

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